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Definition
ファイナンスリース取引とは、リース契約に基づくリース期間の中途において当該契約を解除することができないリース取引又はこれに準ずるリース取引で、借手が、リース物件からもたらされる経済的利益を実質的に享受することができ、かつ、当該リース物件の使用に伴って生じるコストを実質的に負担することとなるリース取引をいう。 |
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Term
ファイナンスリース取引について、売買取引に係る方法に準じて会計処理する理由を答えなさい。 |
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ファイナンスリース取引は、リース取引の借手によるリース物件の割賦購入又は借入資金によるリース物件の購入取引とみることができ、その経済的実態が売買取引と考えられるため、売買取引に係る方法に準じて会計処理を行う。 |
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リース資産は、リース契約によって、借手がリース資産の使用収益によって経済的利益を享受する権利を有することから、資産性が認められる。 |
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リース債務はファイナンスリース取引が中途解約が不能であるため、借手は実質的にリース債務の支払い義務を負うことになることから、負債性が認められる。 |
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固定資産の減損とは、固定資産の収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなった状態であり、減損処理とは、そのような場合に、一定の条件の下で回収可能性を反映させるように帳簿価格を減額する会計処理である。 |
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固定資産の減損処理は、取得原価基準の下で回収可能性を反映させるように、事業用資産の過大な帳簿価額を減額し、将来に損失を繰り延べないために行われる会計処理である。 |
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減損処理は、金融商品に適用されている時価評価とは異なり、資産価値の変動によって利益を測定することや、決算日における資産価値を貸借対照表に表示することを目的とするものではなく、取得原価基準の下で行われる帳簿価額の臨時的な減額である。 |
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割引前将来キャッシュフローの総額が帳簿価額を下回る場合に減損損失を認識する。 |
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帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として当期の損失とする。
回収可能価額とは、売却により回収額である正味売却価額と使用による回収額である使用価値のいずれか高い金額をいう。
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相当程度に確実な場合に限って減損損失が認識される理由を答えなさい。 |
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減損損失の測定は、将来キャッシュフローの見積もりに大きく依存する。将来キャッシュフローが約定されている場合の金融資産と異なり、成果の不確定な事業用資産の減損は、測定が主観的にならざるを得ないためである。 |
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「減損基準」では、減損の存在が相当程度確実な場合に限って減損損失を認識及び測定することとしていること、また、戻入れは事務的負担を増大させるおそれがあることなどから、減損損失の戻入れは行わないこととした。 |
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通常の販売目的で保有する棚卸資産について、簿価切下げを行う目的を答えなさい。 |
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Definition
収益性が低下した場合における簿価切下げは、取得原価基準の下で回収可能性を反映させるように、過大な帳簿価格を減額し、将来に損失を繰り延べないために行われる会計処理である。
参考 減損会計と同じ考え
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製造業における原材料等のように再調達原価の方が把握しやすく、正味売却価額が当該再調達原価に歩調を合わせて動くと想定される場合である。 |
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トレーディング目的で保有する棚卸資産について、市場価格に基づく価額により評価される理由を答えなさい。 |
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Definition
トレーディング目的で保有する棚卸資産については、投資者にとっての有用な情報はお期末時点の市場価格に求められると考えられることから、市場価格に基づく価額をもって貸借対照表価額とする。
参考 売買目的有価証券と会計処理と同じ
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トレーディング目的で保有する棚卸資産の評価差額が当期の損益として処理される理由を答えなさい。 |
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Definition
トレーディングを目的に保有する棚卸資産は、売買・換金に対して事業遂行上等の制約がなく、市場価格の変動にあたる評価差額が企業にとっての投資活動の成果と考えられることから、その評価差額は当期の損益として処理する。
参考 売買目的有価証券の会計処理と同じ
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