Term
|
Definition
①職業指導運動(パーソンズ) ②教育測定運動(ソーンダイク) ③精神衛生運動(ビアーズ) |
|
|
Term
|
Definition
職業カウンセリングの創始者、「職業の選択」、マッチング理論、「丸いクギは丸い穴に」 |
|
|
Term
|
Definition
教育測定運動の指導者。「全て存在するものは量的に存在する。量的に存在するものは、これを測定することができる」 |
|
|
Term
|
Definition
フランスの心理学者。知能検査の開発。(→知能指数<IQ>の概念に発展)ターマン |
|
|
Term
|
Definition
精神衛生運動指導者。「わが魂にあうまで」、メンタルヘルス活動への流れを作る。 |
|
|
Term
|
Definition
①ホーソン実験(メイヨー&レスリスバーガー) ②メーシー百貨店(アンダーソン) ③オークリッジ工場 ④キャタピラープログラム ⑤EAP |
|
|
Term
|
Definition
ウエスタンエレクトリック社、メイヨー&レスリスバーガー、人事相談・カウンセリングの草分け モラール、非公式組織、ヒューマンリレーションズ |
|
|
Term
産業カウンセリングの 基本理念/使命/機能/専門技術 |
|
Definition
基本理念:人間尊重 使命:①勤労者の人間的成長の援助 ②産業社会の発展への貢献 機能:①相談機能②教育機能③環境調整機能 専門技能:①心のケア②能力開発③調査研究 |
|
|
Term
|
Definition
①電電公社(1954年より3年間トライアル、人事相談室設置、専任相談員配置) ②その後、国際電電・松下電器・明電舎・国鉄・神戸製鋼などが導入 |
|
|
Term
|
Definition
1960年「第1回産業カウンセリング全国研究大会」 1961年協会設立 1970年4月社団法人化 |
|
|
Term
|
Definition
①カウンセリング ②管理職・人事労務への研修 ③治療機関への紹介・フォローアップ |
|
|
Term
|
Definition
働く人々の生涯に亘る成長過程を通して、その人が効果的に機能できるように、個人的社会的機能を身につけ、さまざまな問題解決や意志決定の能力を発達させることを援助する課程である。 |
|
|
Term
|
Definition
①メンタルヘルス対策への援助 ②キャリア開発への援助 ③職場における人間関係開発への援助 |
|
|
Term
|
Definition
①カウンセリング・リラクゼーション・メンタルヘルス教育 ②精神障害者の早期発見と対処・治療的カウンセリング ③管理監督者へのコンサルテーション ④組織への働きかけ(勤労者の働く場の改善に関する提言) |
|
|
Term
|
Definition
エンプロイアビリティ、QWL(より上質な職業生活)、開発的カウンセリング |
|
|
Term
|
Definition
|
|
Term
|
Definition
レヴィンらが開発したトレーニンググループから発展。「体験学習」と「事例検討方式」が用いられる。 ①人間関係能力開発(リーダーシップ能力=総合判断力・専門的技術能力・人間関係能力) ②集団的能力開発(チームワーク、意志決定) |
|
|
Term
|
Definition
①管理監督者のリスナー訓練 ②ソーシャルスキルトレーニング ③アサーショントレーニング ④構成的エンカウンターグループ |
|
|
Term
|
Definition
人間関係:産業場面(ホーソン実験)から出てきた言葉。「対人関係」より広い一番的な概念。 対人関係:臨床場面に由来。「私とあなた」と言った特定的な二人の本音・感情レベルのコミュニケーション |
|
|
Term
|
Definition
①基礎的学習:「産業カウンセリング概論」「カウンセリングの原理及び技法」「パーソナリティ理論」「職場のメンタルヘルスに関する援助方法」 ②技能:傾聴の態度及び技法 ③一般的素養:カウンセラーとしての人格・倫理 |
|
|
Term
|
Definition
①「向上訓練」(3年間の研修。中級産業カウンセラーの受験資格が与えられる) ②能力向上学習支援システム(スーパービジョン制度、各種実践活動・研究活動、総会・大会、等) |
|
|
Term
|
Definition
道徳や人の道と言った精神的なものよりもっと具体的な行動規範(①職業倫理 ②社会規範の尊重) |
|
|
Term
|
Definition
1986年に制定。1998年に全面改定。講座受講者の増大や新しい会員比率の高まり→教育的機能の強化 |
|
|
Term
|
Definition
パンデクテン方式。「総則」「一般原則」「クライエントに関する倫理」「企業に関連する倫理」「雑則」 |
|
|
Term
|
Definition
①労働者の立場に立つ ②精神的健常者を対象としたメンタルヘルスキャリア開発の専門スタッフ ③個人及び集団を対象にしたカウンセリングを目指す |
|
|
Term
|
Definition
①3条:人の心にかかわる職務者としての自覚、自己の心身の健康管理、慎みある日常行動の保持 ②2条:使命達成に相応しい識見と技量、人格の涵養努力 ③4条:綱領の遵守義務 |
|
|
Term
|
Definition
①5条1項:人権尊重義務(10条:プライバシー権、9条:自己決定権、7条:知的所有権、11条:危機介入) ②相互信頼を基礎におく職務の特殊義務(10条:守秘義務) ③16条:善管注意義務 |
|
|
Term
|
Definition
①自己の能力の研鑽義務。自己の能力の限界の自覚とリファーの義務(8条) ②私的関係の排除(13条) ③安易な請負の禁止(12条)。誇大宣伝の禁止(6条5項) ④安全配慮義務(14条&15条) ⑤適正業務の遂行(6条1〜3項、16条2〜3項、17条) |
|
|
Term
|
Definition
①ワークモチベーション(仕事への動機付け) ②人間関係論(ホーソン実験) ③内発的動機付け ④ハーズバーグの「動機付けー衛生理論」 ⑤日本企業の動機付け |
|
|
Term
|
Definition
①マグレガー(Y理論) ②マズロー(欲求5段階説) ③アルダーファ(ERG理論) *ERG=E(Existence:生存欲求)+R(Relatednesss:関係欲求)+G(Growth:成長欲求) |
|
|
Term
|
Definition
①生理(業務上の疾病・災害予防、定期健康診断、メンタルヘルス) ②保障(年金、健保、社会保障) ③社会(レクリエーション、社員教育) ④尊敬(公正・客観性のある人事考課、処遇の適正化、目標管理) ⑤自立(人に縛られず、自己主張できる) ⑥自己実現(社内求人、社内求職) |
|
|
Term
|
Definition
①個人と組織の融合 ②コミュニティ心理学的発想 ③アクションリサーチ<「出前型」、組織介入> ④プロフェッショナルモデル |
|
|
Term
|
Definition
個人と組織の「直接的統合」を目指したもの アージリス・マグレガー・リッカート |
|
|
Term
|
Definition
コミュニティを組織や社会システムとして捉え、個人をそのシステムの一部として捉えるアプローチ。 メンタルヘルスを、個々人の自己健康管理だけでなく、企業組織ぐるみで考えることが重要。 <コミュニティアプローチ> 組織介入のプロセス ①問題の気づき ②介入計画の立案 ③介入の実行 ④結果の評価 ⑤理論化 |
|
|
Term
|
Definition
①「異質組織」であるメンタルヘルス担当組織の重要性を社内に認知させる。 ②トップの問題意識 ③組織のキーパーソンを掴む ④トップダウン方式と独自組織のシステムの作り |
|
|
Term
|
Definition
①組織と構成員の関係が「相互依存関係」から「自立した共生関係」に変わっていく ②プロとしての従業員は「課業の専門家」ではなく、産業界の将来を予測でき、時代の変化に敏感に対応し得るだけの創造性に富んだ能力が求められる ③「情報の共有化」や「専念義務」は必須条件ではなくなる |
|
|
Term
|
Definition
①企業の労働サービスの充足機能(必要とするときに、必要とするだけの人的資源の確保) ②労働者の就業ニーズの充足機能(賃金・労働条件が労働者に把握され、そのニーズが充足される) ③個別的・集団的労使関係における利害調整・対立解消・安定維持の機能 |
|
|
Term
|
Definition
①雇用管理(採用管理、能力開発、配置・異動、雇用調整、退職管理等) ②報酬管理(報酬システムの開発、人事考課、昇進管理、総人件費管理、個別労働者賃金の配分、等) ③労使関係管理(個別的労使関係管理、集団的労使関係管理) |
|
|
Term
|
Definition
①労働力供給構造の変化(少子高齢化、労働市場への女性の進出) ②労働法制の変化(男女雇用機会均等法、育児・介護休業法、高年齢者雇用安定法、男女共同参画社会基本法) ③労働者の価値観の変化と雇用関係の変化(生活と仕事を両立させる考え方=「家職両立権」) |
|
|
Term
|
Definition
イギリスのアトキンソンが提唱。「人的資源のセグメント化」「業務の外部化」「労働時間制の柔軟化」「賃金制度の成果主義化」等により、 労働力需要への対応能力の向上と、適切な労働コストの実現を目指したもの。 |
|
|
Term
|
Definition
日経連が1995年に発表した「新時代の日本的経営」の中で提唱した、日本版「柔軟な企業モデル」 従業員を「長期蓄積能力活用型グループ」「高度専門能力活用型グループ」「雇用柔軟型グループ」の3つに分け、それぞれに適切な処遇をしていこうというもの。 |
|
|
Term
|
Definition
職制とは別に、企業内における従業員の序列や処遇を明確にするために設けられている制度 従業員5000人以上の企業の9割以上が実施している。 |
|
|
Term
|
Definition
「身分的資格制度」(戦前)→「年功的資格制度」→「職能資格制度」 「職能資格制度」は、従業員の能力開発を目指したもので、「卒業方式的昇格」と「入学方式的昇格」がある。 |
|
|
Term
|
Definition
「能力評価」「情意評価(態度評価)」「業績評価」の3つからなる。 *情意評価=規律・責任・強調・積極 |
|
|
Term
|
Definition
|
|
Term
|
Definition
①ハロー効果 ②寛大化傾向 ③中央化傾向 ④論理誤差(〜だから〜のはず) *他に「対比誤差」(自分と部下を比較する)や「近接誤差」(直近のことを重視する)などもある |
|
|
Term
|
Definition
「長期の競争」(欧米は「短期の競争」)→「職務給」「職能給」を試みても、年功序列賃金の変形でしかない。 |
|
|
Term
|
Definition
①人生を構成する「一連の出来事」 ②自己発達全体の中で、労働への個人の関与として表現される「職業と人生の他の役割の連鎖」 ③青年期から引退期に至る報酬・無報酬の「一連の地位」 ④それには、学生・雇用者・年金生活者などの役割や、副業・家族・市民の役割も含まれる。 |
|
|
Term
|
Definition
①何らかの意味で「上昇的な職業移動」の要素を含んでいる。 ②個人の「生涯にわたって継続」するものである。 ③その個人にふさわしい「人間的成長や自己実現」を含む |
|
|
Term
キャリアカウンセリングの定義 (生涯職業能力促進センター) |
|
Definition
労働者個人が自己の既得の能力・適正等を把握した上で、職業生涯にわたるキャリア形成を設計し、そのために必要な将来の自己啓発を含めた能力開発プランを立てることを、専門的見地から助言をすることにより、援助すること。 |
|
|
Term
|
Definition
①職業選択理論 ②状況的・社会的構造理論 ③心理学的構造理論 ④職業発達理論 |
|
|
Term
|
Definition
①特性因子理論・・・・・・パーソンズ(職業の選択)が提唱。通称「マッチング理論」 →一般職業適性検査 ②意志決定理論・・・・・・ジェラット「職業選択は意志決定の連鎖的な課程」。 ←予測・価値・決定のシステム ③期待理論・・・・・・ブルームの理論。行為への力=期待(実現可能性)×誘導性(報酬の価値)×道具性 ④社会的学習理論・・・・・・クランボルツ 職業選択は学習の結果である。 |
|
|
Term
状況的・社会的構造理論 Brenfenbrenner |
|
Definition
①個人ー環境適合理論(人は選択や決定を、環境との力道的な相互作用の中で行う) ②家族の影響重視(ハー) ③機会遭遇論(バンデュラ)(ミクロ、エクソ、メゾ、マクロ) |
|
|
Term
|
Definition
ホランド「個人も環境も6つの類型に分けられ、類型が同一であることによる調和的相互作用によって、より安定した職業選択や高い達成感が得られる。(6類型=現実的・研究的・芸術的・社会的・企業的・慣習的) →マコービー「職業興味検査」(VPI)や「職業レディネステスト」に利用されている。 ジリル、アドラー、マーフィー、マズロー、ロー |
|
|
Term
|
Definition
スーパーの理論: ①個人は「多様な可能性」を持っており、さまざまな職業に向かうことができる。 ②職業発達は個人の「全人的な発達の一側面」であり、「発達の一般原則」に従う。 ③キャリア発達過程は、「自己概念」を発達させ、それを職業を通して実現していくことを目指した「前進的・継続的・非可逆的なプロセス」であり、かつ「妥協と統合の過程」である。 *生涯キャリア発達過程(職業的成熟の5段階):「成長」「探索」「確立」「維持」「衰退」 *キャリアの虹における9つの役割:子供、学生、余暇人、市民、労働者、配偶者、家庭人、親、年金生活者 |
|
|
Term
|
Definition
①進路・職業の選択 ②就職後の生活指導 ③キャリア選択・キャリア再開発 ④定年前人生設計 ⑤退職・転職・再就職 ⑥定年後人生設計 |
|
|
Term
|
Definition
①自己理解 ②職業理解 ③啓発的経験 ④カウンセリング ⑤方策の実行 ⑥追指導・職場適応 |
|
|
Term
|
Definition
システマチックアプローチ: ①相談場面の設定 ②自己理解 ③職業理解 ④啓発的経験 ⑤意志決定 ⑥方策の実行 ⑦新たな仕事への適応 ⑧相談課程の総括 |
|
|
Term
|
Definition
①折衷的アプローチ ②システム思考能力 ③コンサルテーション能力 ④リサーチ能力 ⑤コーディネーション能力 ⑥アセスメント能力 |
|
|
Term
|
Definition
民法上の契約類型の一つ。「雇用契約」「請負契約」「委任契約」を含む。何れも人の行為や手を借りる内容。 |
|
|
Term
|
Definition
労働基準法によって規制(最低限の法定条件、違反には刑罰の適用)された雇用契約。 |
|
|
Term
|
Definition
基本精神:「労使の対等性」と「差別的取扱の禁止」 留意点: ①「性」による差別が抜けている(憲法14条及び民法90条が優先するので問題ない) ②本条が適用されるのは「雇い入れ後の労働者」であること(「使用従属関係」のある者) |
|
|
Term
|
Definition
①労組法7条:労働組合の加入・結成等による解雇又は不利益な取扱の禁止(不当労働行為) ②男女雇用機会均等法:募集の段階から退職まで性差別を禁止(但し、違反に対し刑罰は課されない) |
|
|
Term
|
Definition
①強制労働の禁止 ②中間搾取の排除 ③寄宿舎生活での生活の自由・安全衛生 ④損害賠償予定の禁止 ⑤前借り金相殺の禁止 ⑥強制貯金の禁止、任意的貯蓄管理の規制 ⑦公民権行使の保障 |
|
|
Term
|
Definition
①専門業務型:デザイナー、システムエンジニアー、弁護士、研究者、等の専門的業務に就く者 ②企画業務型:事業運営の企画、立案、調査、分析、等の業務を行うホワイトカラー労働者 (当該業務の遂行手段及び時間配分の決定等に関し、使用者が具体的指示をしない業務) (①は労使協定、②は労使委員会の全員一致がそれぞれ必要) |
|
|
Term
|
Definition
労働時間が6時間を超えた場合は少なくとも45分、8時間を超える場合は少なくとも1時間を与える。 重要なポイント: ①一斉付与の原則(労使協定により交代制も可) ②自由利用の原則 |
|
|
Term
|
Definition
1週間:15時間(14時間) 1ヶ月:45時間(42時間) 1年:360時間(320時間) *()内は変形労働時間 |
|
|
Term
|
Definition
三六協定=時間外労働協定 時間外・休日に労働させるには三六協定の締結と労基署への届出が必要 法的意味:三六協定を締結し、届け出れば、使用者が「刑事責任なしに働かせ得る」ということである。 |
|
|
Term
|
Definition
2割5分以上5割以内 休日労働が深夜の時間帯に及んだ場合は6割以上 60時間以上は5割以上 休日3割5分 + 深夜2割5分 = 6割 |
|
|
Term
|
Definition
民法の契約解除は申し入れ後2週間で終了するが、労基法では30日前の予告が必要 即解雇の場合は、30日分の平均賃金に相当する「予告手当」を支払わなければならない。 |
|
|
Term
|
Definition
①労災休業期間及びその後30日 ②産前産後休業期間及びその後30日 |
|
|
Term
|
Definition
①人員整理の必要性がある事 ②解雇せざるを得ない止むを得ない必要性がある事 ③被解雇者の選定が合理的である事 ④解雇について、充分な協議や説明が行われた事 |
|
|
Term
|
Definition
常時10人以上の労働者を使用する場合、使用者は「就業規則」を作成して、労基署への届出が必要 その際、労働者の過半数を代表する労組又は代表の意見を聞き、書面で添付しなければならない。 |
|
|
Term
|
Definition
絶対的記載事項: ①始業・終業時刻 ②休憩時間 ③休日 ④休暇 ⑤交替制勤務に関する事項 ⑥賃金の決定方法 ⑦賃金の支払い方法 ⑧賃金の締め切り・支払時期 ⑨昇給に関する事項 ⑩退職に関する事項(任意退職、解雇とその事由、定年、契約期間満了による退職など) 相対的記載事項: ①退職金 ②賞与・最低賃金額 ③従業員の食費・その他の負担 ④安全・衛生 ⑤職業訓練 ⑥災害補償・業務外疾病扶助に関する事 ⑦表彰・制裁 ⑧その他 |
|
|
Term
|
Definition
憲法 > 法律・命令 > 労働協約 > 就業規則 > 労働契約 > 雇用契約 |
|
|
Term
|
Definition
労基法の労働安全条項(42条~55条)が、昭和47年制定された「労働安全衛生法」に委任された。 労基法が目指した「人たるに値する生活を営むための労働条件」に加えて、「快適職場環境づくり」を挙げて、両面からの対策を推進するものである。 |
|
|
Term
|
Definition
使用者:「事業主又は事業の経営担当者、その他その事業の労働者に関する事項について、事業主のために行為をする全ての者」 (労基法10条)(≒「出退勤を管理されていない者」) 事業者:「事業を行う者で、労働者を使用する者」(労安法2条) 尚、各規程の現実の責任者は「行為者」として、 法律違反の処罰については「両罰規程」(行為者・事業者を共に罰する)を設けている。 |
|
|
Term
|
Definition
労安法成立以前は・・・民法709条(不法行為責任)又は同717条(土地工作物の貸しによる所有者責任) 労安法成立後は・・・労安法による安全保障義務違反(債務不履行) ⇔ 安全配慮義務 |
|
|
Term
|
Definition
①無過失責任の原則(故意や過失を問わない) ②定率補償の原則(補償給付内容が定型化されている) ③使用者が加入者となった保険制度 最近の傾向: ①社会保障化の進展(長期補償、年金化、適用範囲の拡大) ②過労自殺への適用 |
|
|
Term
|
Definition
|
|
Term
|
Definition
①環境型(例:職場にヌード写真を貼る、卑猥な言動) ②対価型(例:昇給をちらつかせ関係を迫る) |
|
|
Term
|
Definition
①休業取得による「不利益取扱の禁止」 ②月24時間・年150時間を超える時間外労働の免除(小学校就学前まで) ③勤務時間短縮等の措置義務の対象年齢の引き上げ(一歳未満→三歳未満) ④小学校就学前の子の「看護休暇制度」の導入努力義務 ⑤転勤に対する配慮義務 ⑥「職業家庭両立推進者」の専任に関する努力義務 |
|
|
Term
|
Definition
「労組法上の組合」と「使用者あるいは使用者団体」との間での、組合員である「労働者の労働条件」及び「その他の労働関係に関連する事柄」に関する「合意(契約)」である。 |
|
|
Term
|
Definition
労働組合は、労組法上の要件を満たしているかについて、「労働委員会」の審査を受ける必要がある。 そうした審査手続を受けた組合のみが、「法内組合」として労組法上の権利を獲得できる。 |
|
|
Term
|
Definition
①心理学的な専門的援助過程 ②カウンセラーとクライエントがダイナミックな相互作用を行う。 ③クライエントが自己理解を深め、よりよい意志決定ができるようにする。 ④成り得る人への成長を目指す。 |
|
|
Term
|
Definition
カウンセリングとは、言語的及び非言語的コミュニケーションをとおして健常者の行動変容を試みる人間関係である。 (「カウンセリング辞典」より) |
|
|
Term
|
Definition
|
|
Term
|
Definition
①一方通行ではなく、相互交流的 ②相互に信頼感がある。 ③カウンセラーは鬼手仏心を持つ ④クライエントには、カウンセラーへの甘え(依存心)と畏敬がある |
|
|
Term
|
Definition
スキル・態度・感情・価値観・創造性・知性・問題解決法などに関する「反応の増減」 (今まであって反応の消失や、今までなかった反応の出現、など) |
|
|
Term
|
Definition
原理や方法は一致点が多く、ほぼ同義語である。産業教育の分野では「カウンセリング」と呼び、 精神医学・心理学・社会福祉分野ではサイコセラピーと呼ぶ。心理系は「心理療法」、医学系は「精神療法」と訳す。 【両者の違い】 ①対象:「健常者」と「病人」 ②問題:「人生の問題」と「病理的問題」 ③立場:「成長モデル」(可能性をどう活かすか)と「医学モデル」(欠損や障害部分をどう治すか) |
|
|
Term
カウンセリングとその他の相談活動 (その共通点と相違点) |
|
Definition
日常会話:【共通】カタルシス効果のある会話 【相違】心理学的理論に基づく予測性の有無 身の上相談:【共通】人生に悩んでいる人からの相談 【相違】指示・叱咤激励か、自力選択・自力解決か コンサルティング:【共通】専門家による援助行為 【相違】情報提示主体か、自主的問題解決主体か 占い:【共通】迷いや不安を持つ人への援助 【相違】暗示や運勢予測・吉凶判断の有無 |
|
|
Term
|
Definition
ソーシャルワーク:心理的ケアも含まれるが、日常生活指導や援助・看護・リハビリ等のサービスが大半 宗教:【共通】生きがいや安心感を得ようとする人が対象 【相違】絶対者への帰依・教理・教義の有無 教育:【共通】個人の成長・育成を図る 【相違】「社会化」か「個の尊重」か、「知的働きかけ」か「情動面」か 人事管理:【共通】人を育て、組織目標を達成 【相違】目的と方法に大きな差異がある |
|
|
Term
|
Definition
①症状の消失 ②職場や家庭での人間関係改善 ③自信が持てるようになる ④生き方が楽になる ⑤こだわりが少なくなる ⑥積極的に自分の問題と向き合えるようになる |
|
|
Term
|
Definition
①不平不満の解消 ②適正・能力の把握 ③欠勤者の減少 ④定着率の向上 ⑤生産性の向上 ⑥職場の活性化 ⑦企業への信頼感・安心感の醸成 |
|
|
Term
|
Definition
|
|
Term
|
Definition
①態度・表情等の変化(硬直・動揺→ゆったり、暗い表情→活き活き、小声→はっきり、だらしない→清潔) ②行動・仕事等の変化(能率低下→能率向上、ミス・ロス→正確、遅刻・欠勤→減少、非協調的→協調的) ③考え方の変化(絶望的→希望的、否定的→肯定的、消極的→積極的、他者否定→他者受容) |
|
|
Term
|
Definition
①知識・技能の不足:主訴が把握できない。ラポールが形成できない。見立てを誤る。クライエントを受容できない。等 ②臨床体験の不足:危機介入や意識混迷・異常行動などへの適切な対処ができない。却って状況を悪化させる危険性も ③理論的固執:自分の理論・技法に固執すると、カウンセリング関係が崩れたり、失敗したりする。 ④対応人数の限界 |
|
|
Term
|
Definition
①モチベーションの不足 ②知的能力の不足 ③病態水準 ④環境要因による限界(多忙、遠距離、周囲の理解、家庭問題) |
|
|
Term
|
Definition
①血縁関係 ②役割関係(上司・部下、等) ③利害関係 ④相性 |
|
|
Term
|
Definition
①出来事を客観的に見る基本的視点を与える。 ②様々な出来事を共通した枠組みで理解できる ③これから起こる出来事や活動結果の予測ができる。 ④今体験している事柄を説明できる ⑤体験を反復・再現する事ができる。 |
|
|
Term
|
Definition
①人間観 ②パーソナリティ論 ③病理論 ④目標 ⑤カウンセリング関係 |
|
|
Term
|
Definition
|
|
Term
|
Definition
①特性因子論 ②認知行動療法 ③論理療法 ④ゲシュタルト療法 ⑤交流分析 ⑥家族療法 ⑦実存分析 ⑧現実療法 ⑨短期療法 ⑩森田療法 ⑪内観療法 |
|
|
Term
|
Definition
人間観:「動物的本能的で、快楽原則に支配される」「生育歴に左右されるヶ過去の産物」 パーソナリティ論:「局所論」(意識、前意識、無意識)、「構造論」(イド(快楽志向)・自我(現実性)・超自我(精神性=良心)とリビドー) 「リビドー発達理論」(更新期・肛門期・男根期・潜伏期・性器期と固着) 病理論:過去の不快な体験や欲望が無意識のうちに抑圧され、蓄積される事によって起こる。 目標:「心的葛藤の意識化」(「自由連想法」「夢分析」「抵抗分析」「転移分析」「解釈」) カウンセリング関係:「治療同盟」「作業同盟」(双方の合意に基づく治療契約を交わし、協力し合う) |
|
|
Term
|
Definition
人間観:人間は白紙の状態で生まれてくる。善人になるか悪人になるかは後天的な条件付け次第 パーソナリティ論:「刺激と反応の連合(週間の集まり)」「習慣的な反応体系」 病理論:不適切な行動は不適切な行動の学習結果、又は適応的な行動の未学習 目標:刺激と反応の適切な結びつきの学習による、不適応行動の変容・修正 カウンセリング関係:カウンセラーは「行動分析」「治療計画」、クライエントは「課題への取り組み」 創始者:アイゼンク(アイゼンクの特性論=内向性―外向性の因子と神経症的傾向の因子の組み合わせ) その他の推進者:ソーンダイク&スキナー(オペラント条件づけ)、ウォルピー(系統的脱感作) レスポンデント条件付け:パブロフ イヌ実験「古典的条件付け」「レスポンデント条件付け」 |
|
|
Term
|
Definition
①レスポンデント条件付け(古典的条件付け) ②オペラント条件づけ(道具的条件付け) ③認知技法 |
|
|
Term
レスポンデント条件付けの代表的技法 (古典的条件付け) |
|
Definition
①系統的脱感作法(逆静止の原理) ②主張訓練法(アサーショントレーニング) ③嫌悪療法 不安や恐怖が説明できる |
|
|
Term
|
Definition
①シェーピング法:反応を段階的に学習していくことにより目標となる新しい適応行動を形作っていく ②トークン・エコノミー法:一定の数に達すれば何らかの報酬と交換できる一種の代用貨幣であり、シールやカードがよく使用される。 強迫症状が説明できる。 |
|
|
Term
|
Definition
人間観:人間には自己成長力がある。自立性・自己実現への傾向や、良くなる力が内在している。 パーソナリティ論:「成長・自己実現しようとする力を持つ」「自己概念が行動の核になる」 病理論:「自己不一致」が問題行動の原因 目標:「自己一致」(自分の経験や感情をありのままに受容する)の状態を作り出す カウンセリング関係: ①両者のあいだに心理的接触がある ②クライエントは不一致の状態にある ③カウンセラーは一致・統合されている ④「受容」(無条件の肯定的配慮) ⑤「共感的理解」 ⑥カウンセラーの「受容」「共感的理解」がクライエントに伝わっている 提唱者:ロジャース(「自己理論」を基礎として、カウンセリングを心理療法と同一視した) 「パーソナリティ変化の必要にして十分な条件」 |
|
|
Term
|
Definition
人間観:人はそれぞれ相対的で、優劣の面を持っている パーソナリティ論:複数の「性格特性」の組み合わせによって個人差が出てくる 病理論:自分の特性に合わない職業の選択(個人と職業の組み合わせが不適切) 目標:その人の特性(能力・興味)を明らかにし、適材適所を目指す カウンセリング関係:様々な検査から得られた情報を提示し、クライエントと共同作業で検討する。 心理テストを用いたカウンセリングの基礎理論で、教育測定運動、職業指導運動から発達したもの |
|
|
Term
認知行動療法の概要 著名な学派が2つ ①認知療法(アーロンベック) ②論理療法(アルバートエリス) |
|
Definition
人間観・パーソナリティ論:「認知」が人間の思考・行動・感情を導く重要なモメント 病理論:心理的障害は「歪んだ認知の学習」結果か、「必要な学習の欠落」の結果である 目標:歪んだ認知の消去・修正及び欠落した技能の学習により、思考・行動・感情を改善する カウンセリング関係:カウンセラーは教示的だが、クライエントとの協同作業を心がける 技法:「モデリング法」、「社会的スキル訓練法」、「自己コントロール法」 行動療法が行動を問題にしているのに対し、考えや物事の受け止め方を問題にし、行動に及ぼす影響を扱っていく (「否定的自動思考の発見と修正) |
|
|
Term
|
Definition
人間観:人間は様々な信念を持って生きている。 パーソナリティ論:「信念・信条」が感情・思考・行動を規定する。人間は本来合理的である。 病理論:ある出来事を非合理的な信念で捉えて、ネガティブに思ってしまう。 目標:非合理的な信念を捨てて、合理的な信念に訂正する。 カウンセリング関係:カウンセラーはクライエントの非合理的な信念に焦点づけをし、援助する。 援助過程:ABCDE理論 ①悩みの特定(出来事→結果) ②非合理的な思い込みの発見 ③非合理的な思い込みに対する反論 ④合理的な思い込みの発見 ⑤悩みの解消(効果E) 創始者:エリス(精神分析療法に疑問を感じ) |
|
|
Term
|
Definition
人間観・パーソナリティ論:人間は統合された存在としてホリスティック(全体的・包括的)に理解。 病理論:図の形成ができなかったり、図と地の関係が硬化する。 目標:気づきをとおして、バランスのとれた統合性の回復 カウンセリング関係:観察により言動の矛盾点を把握し、それに直接かかわる(意識化の援助) 技法:「ホットシート」、「エンプティチェア」、「ファンタジートリップ」「夢のワーク」「ボディワーク」 開発者:パールズ |
|
|
Term
|
Definition
人間観:人間は創造性・自発性・自立性があり、気づきによって感情・思考・行動を変えられる。 パーソナリティ論:「親」「大人」「子供」の3つの自我の状態の強弱によってパーソナリティの特徴が決まる。 病理論:PAC(親・大人・子供)のバランスによって不適応状態が起こる。 目標:4つの分析によって他人との交流改善を図る。(構造分析・交流分析・ゲーム分析・脚本分析) カウンセリング関係: ①治療契約(カウンセラーは「自分との契約」の立会人) ②親交 提唱者:バーン(アメリカの精神科医) 「精神分析の口語版」 P:Parent A:Adult CP:Critical Parent NP:Neuturing Parent FC:Free Child 5つの人間の自我状態 |
|
|
Term
|
Definition
人間観:人間は自ら成長する力を備え、自らを変えていく事ができる 病理論:生きる意味がわからなくて、主体的自己決定ができない 治療目標:自己の存在の意味や価値を見出し、自分の人生への責任を自覚する。 カウンセラーの役割:率直に自分の考えを伝え、相手が人生の意味を見出すのを援助する 提唱者:フランクル(オーストリア生まれ。ナチ強制収容所での体験を踏まえ) ロゴセラピー |
|
|
Term
|
Definition
パーソナリティ論:全ての行動は内側から動機付けられており、基本的欲求を満たそうと行動する。 病理論:愛情もしくは自己価値観が充足されないと精神適不適応を起こす。 目標:現実性・責任制・善悪の区別などを身につけさせ、責任ある行動・生き方をするようになる。 カウンセラーの役割:上記3つの側面を重視して、よりシビアに現実認識させるよう、支え導く。 援助過程:現在に焦点を合わせ、過去に合わせない。言い訳の機会を許さない。 提唱者:グラッサー(アメリカの精神科医。非行少年・少女の更生に力を尽くす) |
|
|
Term
|
Definition
|
|
Term
|
Definition
|
|
Term
|
Definition
①人間観・・・・・・「人間は自己成長力と自己実現傾向を持っている」「クライエントのことを知っているのはクライエント自身である」 ②クライエントを「共感的に理解」する(心の中の体験を聴き取る) ③「関係」を作る(信頼関係、ホンネの交流) ④傾聴の働き(「抱える」<受け入れ、見守る>、「揺さぶる」<無意識を意識化させる>) ⑤傾聴だけでこと足りるか(より効果的な方法が選択できるよう、理論・技能の習得が必要) |
|
|
Term
|
Definition
①受容(無条件の肯定的配慮) ②共感的理解 ③自己一致(誠実・純粋な態度) |
|
|
Term
|
Definition
①傾聴はテクニックと言うよりは「心構えの問題」である(相手の本質的価値観を認め、尊重する) ②「意味」を聴き、「気持」に応える(事柄よりも「感情」を尊重。感情の部分の「伝え返し」) ③価値判断の保留(自分の価値観や先入観にとらわれては、批判や評価が先に立つ) ④早急な結論は出さない(まずは「良い聴き手」に。忠告や解決策の提案はもっと後の段階) ⑤「無知」の姿勢(早分かりはカウンセラーの思い込みに過ぎない) ⑥正しく理解しているかどうかの確認(繰り返し、自分が感じた通りの言葉で言い表してみる) ⑦クライエントの全体に目を配る(非言語的な表現にも心を配る) ⑧自分に気づく(自分に影響を及ぼすような事情とその意味、自分のそれに対する傾向を理解) |
|
|
Term
|
Definition
①信頼関係ができる ②自己理解が進む ③カタルシス効果と自己受容の促進 ④変容への展開 |
|
|
Term
|
Definition
①かかわり行動(視線・姿勢・言語による応答) ②簡単受容(うなづき、あいづち、繰り返し) ③場面構成(日時・場所の設定、面接時間の制限、カウンセラー・クライエントの役割、守秘義務等) ④事柄への応答(内容の再陳述、繰り返し、言い換え) ⑤感情への応答 ⑥意味への応答(事柄と感情の結びつきを理解し、伝え返す) ⑦要約 ⑧質問(「開かれた質問」「閉ざされた質問」) |
|
|
Term
|
Definition
①リレーションづくり(=信頼関係の形成。技法:傾聴) ②問題の把握(=自己責任の自覚。技法:傾聴、要約、質問、自己開示) ③目標の設定(=意志決定。技法:傾聴、支持、自己開示、情報提供、助言) ④目標達成(=方策の実行。技法:傾聴、支持、フィードバック) アイビイ:マイクロカウンセリング カーカフ:系統化モデル 國分康孝:コーヒーカップモデル |
|
|
Term
|
Definition
クレッチマー、ユング、シェルドン、シュプランガー、イエンシュ、ル・センヌ CY ドイツ・フランス |
|
|
Term
|
Definition
キャッテル、アイゼンク、オールポート、ギルフォード CGCA イギリス・アメリカ |
|
|
Term
|
Definition
|
|
Term
|
Definition
2つの「態度類型」(外向型・内向型)と4つの機能類型(思考・感情・感覚・直感)による8つのタイプ |
|
|
Term
|
Definition
非社交的、静か、控えめ、生真面目、変わり者、精神の過敏さ(臆病、はにかみ、敏感、神経質、等) 精神の鈍感さ(従順、お人好し、温和、無関心、鈍感、等) |
|
|
Term
|
Definition
社交的、善良、新説、温かい、躁状態の特徴(明朗、ユーモア、活発、興奮しやすい、等) うつ状態の特徴(物静か、穏やか、気が重い、柔和、等) |
|
|
Term
|
Definition
粘り強く執着心がある、几帳面で秩序を好む、思考や説明が細かくてまわりくどい、約束や規則を守る 義理堅く礼儀正しい、ふだん大人しく時に爆発的に起こる、自己の正当性をかたくなに主張 |
|
|
Term
|
Definition
ブリッグスとマイヤーズが完成した有名な心理検査。ユングの「タイプ論」を発展させたもの。 |
|
|
Term
|
Definition
「12の根源特性」によるパーソナリティ分析。(因子の解釈に主観の混じるおそれあり) |
|
|
Term
|
Definition
「内向性―外向性」と「神経症的傾向」の2つの因子によるパーソナリティ分析。後に行動分析に発展 |
|
|
Term
|
Definition
不安・抑うつ・強迫観念・無感動・感情が傷つきやすい・自意識過剰・劣等感 |
|
|
Term
|
Definition
むら気・ヒステリー・精力的でない・興味範囲狭い・不平不満・事故を起こしがち |
|
|
Term
|
Definition
①外向性(対人的特徴) 【エネルギッシュ・社交的・断定的 VS 消極的・非社交的】 ②協調性(対人的特徴) 【愛情ある・愛想の良い・信頼できる VS 自己中心・わがまま・怒りっぽい】 ③良心性・誠実性(仕事の仕方や衝動コントロールなどの性格特徴) 【責任感ある・几帳面な・計画性・能率 VS 軽薄・無責任・意志弱い】 ④情緒的安定性(神経緊張のあり方と関連する性格特徴) 【落ち着いた・冷静な・自信のある VS 心配症・悩みがち・動揺しやすい】 ⑤文化(人の精神面の人生経験から作られる複雑な性格特徴) 【想像性・文化的洗練・幅広い興味 VS 不器用・鈍感・視野狭い・思慮深さがない】 <5因子論は、特性論の中で現在最も注目されている> |
|
|
Term
|
Definition
①生得説 ②経験説(環境説) ③輻輳説 ④層理論 ⑤環境閾値説 |
|
|
Term
|
Definition
シュテルンが提唱。パーソナリティは遺伝と環境の輻輳によって相互作用しながら形成される。 |
|
|
Term
|
Definition
ゴットシャルトが提唱。パーソナリティは知性的上層と内部感情的基底層で構成される。 |
|
|
Term
|
Definition
ジェンセンが提唱。遺伝的素質が環境から受ける影響の程度は、心理的特性によって差がある。 |
|
|
Term
|
Definition
「感受性」「活動性」「固有気分」「心的テンポ」などに遺伝規定性が認められる。(ゴットシャルト) |
|
|
Term
|
Definition
①乳児期:フロイト「乳児期の育児方法がその後のパーソナリティの形成に大きな影響を及ぼす」 ②幼児期:サイモンズ「支配―服従と保護―拒否という親の育児態度が大きな影響を与える」 ③児童期:教師の影響力(義務感・責任感・自己統制・自信)、友人関係(共感性・自己主張・協調性) ④青年期:自我の形成・確立、自己概念の形成(←現実の自己や他者に対する疑問・反発) |
|
|
Term
|
Definition
「人は基本的には、ポジティブな方向へ、建設的な自己実現の方向へ進んでいく存在である。」 「自己実現傾向」発揮のために・・・・・・「自己洞察」⇒「自己受容」⇒「自己決定」 「パーソナリティの変容」とは・・・・・・「統合性の拡大」「内的葛藤の減少」「精力の増大」への変化 「パーソナリティの変化の必要にして十分な条件」・・・・・・①~⑥(「来談者中心療法」で既述) |
|
|
Term
|
Definition
①同年齢の仲間との洗練された新しい関係を発達させる ②自己の身体を理解し、男性または女性としての役割を理解する ③両親や他の大人から情緒的に独立する ④経済的な独立について自信を持つ ⑤職業の選択とその準備をする ⑥結婚と結婚生活の準備をする ⑦公民的資質に必要な知的技術や概念を発達させる ⑧社会的に責任ある行動を求め、かつ達成する ⑨行動の指針となる価値や理論体系の学習、 適切な科学的世界像と調和のとれた良心的価値観を確立する |
|
|
Term
|
Definition
「自我同一性」(エゴアイデンティティ)の獲得と確立。(自我同一性とは、自分自身が独自の存在であるという自己意識と、社会での役割・他者との連帯感や価値観の共有といった社会とのかかわり意識) 自我同一性の意訳語・・・・・・「自己の存在証明」「自己価値」「自己統合性」「主体性」など 自我同一性確立の「8つの段階」 ①乳児期(基本的信頼感 VS 不信感) ②幼児期(自立性 VS 恥・疑惑) ③児童期(自立性 VS 不信感) ④学童期(勤勉性 VS 劣等感) ⑤思春期(アイデンティティの確立 VS アイデンティティの拡散) ⑥成人期(親密性 VS 孤立) ⑦壮年期(世代性 VS 自己陶酔) ⑧老年期(知恵 VS 絶望) |
|
|
Term
|
Definition
ユングは40歳以降の中年期を「人生の午後」と、中年期以降の真の自己実現を「個性化」と呼んだ |
|
|
Term
|
Definition
レビンソンによれば、中年の80%は「中年の危機」を体験する。 それは、漠然とした人生への幻滅感・停滞感・圧迫感・焦燥感を徴候とする。 |
|
|
Term
|
Definition
オールポートによる、「成熟した人格」の6つの条件・・・・・・①自我の拡張 ②他人に対する温かい関係 ③情緒の安定 ④現実認知と技能 ⑤自己客観化 ⑥人生観の確立 |
|
|
Term
|
Definition
①体力の危機 ②対人関係の危機(対人関係の構造変化) ③思考の危機(柔軟性の減少と固執) |
|
|
Term
|
Definition
①中年期男性の自殺の増加 ②職業生活への過剰適応 ③中年期夫婦の離婚・家庭内離婚 ④子供の巣立ち(母親の役割からの介抱と、新たな自己実現の困難) |
|
|
Term
|
Definition
①保守性の増大 ②自己中心的傾向の増大 ③愚痴と自慢 ④人間関係の希薄化 ⑤性格の変化 ⑥死に対する不安 |
|
|
Term
|
Definition
|
|
Term
|
Definition
ニューギニアの3つの部族に関する調査・研究(アラベッシュ族・ムンドグモール族・チャンブリ族) |
|
|
Term
|
Definition
レヴィンが命名。要求同士が対立して、一方の要求を満たすと、他方の要求が達成できない状態。 |
|
|
Term
|
Definition
①接近―接近型(共に正の誘発性) ②回避―回避型(共に負の誘発性) ③接近―回避型 |
|
|
Term
|
Definition
葛藤に直面した時に、「長期展望」に基づいて、将来の価値のために欲求の充足を延期すること |
|
|
Term
|
Definition
①攻撃的反応(身体的攻撃、言語的攻撃、間接的攻撃、転移した攻撃、自己への攻撃、など) ②退行的反応(病的なものと一時的なものがある) ③固着的反応(緊張して爪をかむ、など) |
|
|
Term
|
Definition
欲求不満状態に陥ったとき、不適応行動をとらずに、耐え・我慢し・待つこと。 英語では「フラストレーショントレランス」とローゼンツヴァイクが命名。 |
|
|
Term
|
Definition
①欲求の満足を断念する(させる) ②欲求の対象を変更する(させる) ③欲求満足を延期する ④肯定的な自己概念・自己イメージを持ち、他者から受容される ⑤正当な自己主張能力を養う ⑥柔軟でオープンな態度を身につけ、率直に援助を求める ⑦不安の原因を突き止め、解決する ⑧自分自身の正確や態度について客観的に考えてみる |
|
|
Term
|
Definition
欲求不満なや葛藤による破局を前もって避け、自己を防衛しようとする反応 英語では「ディフェンス・メカニズム」という。フロイトが命名。 |
|
|
Term
|
Definition
「逃避」 「抑圧」 →(発展型)→「置き換え」(→「昇華」) 「摂取」(→「同一視」) 「投射」 「反動形成」 「合理化」 「補償」 |
|
|
Term
|
Definition
①逃避:場面から消極的に逃れようとする(退避、現実への逃避、空想への逃避、病気への逃避) ②抑圧:危険な欲求を意識にのぼらせないようにする(防衛機制の中で最も重要で最も多い) ③合理化:何かもっともらしい理屈をつけて、自己を正当化する(例:「すっぱい葡萄」「甘いレモン) ④補償:ある分野での劣等感を、他の分野での優越感で補償(例:勉強がダメなら、スポーツで) ⑤置き換え:ある対象に向けられた無意識な欲求を他の対象に向けかえる(例:フェティシズム) *多くの神経症の症状は、抑圧された欲求の目標行動が置き換えられた代理行動である ⑥昇華:抑圧された欲求を、社会的・文化的に価値ある活動に置き換える(例:攻撃的→スポーツ) ⑦摂取:外界の対象やその特徴を無意識に自分の中に取り入れ、不安を解消する ⑧同一視:権威ある特定の人の感情・行動を摂取する(例:テレビの主人公の服装・言動をまねる) ⑨投射:社会的に望ましくない自分の感情を、相手が持っているように転嫁する(例:被害妄想) ⑩反動形成:抑圧が充分でなく、自分の欲求にある程度気づいて、それが表面化することで 自己の評価が低下することを恐れ、全く正反対の行動をとる。(例:大げさな同情の陰にあざけりがある) |
|
|
Term
|
Definition
|
|
Term
|
Definition
①客観性:個人的な興味や好き嫌いが影響することがないようにできている ②信頼性:同じ被験者にテストを行う限り、誰がいつ行っても同じ結果が得られる ③妥当性:測定しようとしている現象を、どれくらい正しく測定しているか |
|
|
Term
|
Definition
①現在の状態から、今後のかかわりや処遇の方針を立てる ②予後を予測する ③かかわりの結果としての効果を測定する (①~③の、いずれも参考資料にする) |
|
|
Term
|
Definition
①被験者の行動傾向や特性を、「科学的・客観的に診断」できる ②比較的短時間に多方面の内容を診断できる ③行動観察や面接ではわからないことを診断できる ④各種投影テストによって「無意識世界の深層心理」が診断できる ⑤テストによっては、テストをするだけで、被験者の葛藤を解決させたり、悩みを解消させたりすることもある ⑥今後の指導のための指針を得ることができる。 |
|
|
Term
|
Definition
①補助的な道具である ②信頼性に乏しいものもある ③投影法は査定が難しい ④被検者の気分に左右されやすい ⑤年齢や能力によっては実施できないものもある |
|
|
Term
|
Definition
①充分な知識と経験を持つこと ②使用目的を明確化し、標準化された心理テストを使用すること ③被検者に無意味な負担をかけない ④ある程度面接してから実施し、被検者の了解・信頼を得ること ⑤実施上の留意(ラポール作りも、体調に配慮、環境に配慮、正規の手続を踏む、助言はしない) ⑥テスト結果でレッテルを貼らない、結果は控えめに解釈 ⑦テスト結果の伝え方の配慮(平易な言葉で、希望を与えるような話し方、良かったところを先にして改善点は後回しに、被検者にも解釈に参加させる、感情を述べる機会を与える、質問させる、受け止め方や解釈を述べさせる) |
|
|
Term
|
Definition
①能力検査(知能検査、発達検査、適性検査、学力検査、他) ②性格検査(質問紙法、投影法、作業検査法) |
|
|
Term
|
Definition
①矢田部ギルフォード(YG)性格検査 ②CMI(コーネル・メディカル・インデックス) ③VPI(職業興味検査) ④GHQ(精神健康調査票) ⑤SDS(うつ性自己評価尺度) ⑥EPPS性格検査 ⑦MMP(ミネソタ多面人格目録) ⑧エゴグラム(→TEG<東大式エゴグラム>) ⑨KT性格検査(質問紙法のパーソナリティ検査) ⑩WHO QOL26(全世界共通の尺度) ⑪WHO SUBI(こころの健康自己評価) ⑫MBTI(類型論のパーソナリティ検査) ⑬NEO-PI-R(5因子特性理論・パーソナリティ検査) |
|
|
Term
|
Definition
①SCT(文章完成法テスト) ②PFスタディ(絵画-欲求不満検査) ③TAT(絵画・主題統覚検査) ④ロールシャッハテスト ⑤バウムテスト |
|
|
Term
|
Definition
①内田クレペリン精神作業検査 ②職業適性検査(→GATB<一般職業適性検査>) |
|
|
Term
|
Definition
日常的に見られる12のパーソナリティ特性の尺度 → 6つの因子群 → 5つのプロファイル類型 12の尺度=①抑うつ性、②回帰性傾向、③劣等感、④神経質、⑤客観性欠如、⑥協調性欠如、⑦愛想の悪さ、⑧一般的活動性、⑨のんきさ、⑩思考的外向、⑪支配性、⑫社会的外向(①~⑥は広い意味で「情緒性・適応性因子群」、⑦~⑫は広義の「向性<内向-外向>因子群」) 6つの因子群=①「情緒安定性因子群」、②「社会適応性因子群」、③「活動性因子群」、④「衝動性因子群」、⑤「内省性因子群」、⑥「主導性因子群」 5つのプロファイル類型=①A型(平均型):尺度に偏りがなく、目立った特徴がない②B型(不安定積極型):バランスを欠いた性格で、反社会的行動に出やすい③C型(安定消極型):安定しているが、消極的④D型(安定積極型):情緒安定、活動的、外向的⑤E型(不安定消極型):内向的で、過敏。無気力になりやすい 簡便で、信頼性の高い検査として、臨床・教育・産業のさまざまな場面で広く活用されている |
|
|
Term
|
Definition
コーネル大学のブロードマンの作成した健康調査票。学校・職場の精神保健管理に利用される。 「はい」「いいえ」の二者択一型で、対象年齢も14歳以上と幅広い。既往症や家族歴も問われる。 Cornel Medical Index-Health Questionnaire(コーネル・メディカル・インデックス)の略。神経症の診断に最適。 |
|
|
Term
|
Definition
アメリカの職業心理学者ホランドが開発した職業興味検査。職業相談やキャリアガイダンスで使われる。 160の職業名を提示して、興味・関心の有無を回答させて、「興味領域尺度」と「傾向尺度」を測定する。 興味領域尺度:①現実的、②研究的、③社会的、④慣習的、⑤企業的、⑥芸術的の各尺度 Vocational Preference Inventory(職業興味検査)の略 (日本版あり。労働研究機構が発行) |
|
|
Term
|
Definition
イギリスのゴールドバーグが開発した、神経症の症状把握を主とした健康調査 「身体的症状因子」「不安・不眠因子」「社会的活動障害因子」「うつ傾向因子」に関する質問からなる。 60項目(日本版は28又は30項目の短縮版)の質問があり、企業・学校・医療機関で広く活用される。 The General Health Questionnaire(精神健康調査票)の略 (日本版あり) |
|
|
Term
|
Definition
20項目の質問(憂うつ、不眠、食欲・希望の有無等)からなる、「うつ性自己評価尺度」 Self-rating Depression Scale(うつ性自己評価尺度)の略 |
|
|
Term
|
Definition
アメリカのエドワーズが、マレーの「欲求-圧力理論」に基づいて開発した性格検査 マレーの欲求表にある15の特性(達成、追従、顕示、自律、親和、他者認知等)の強度を測定する Edwards Personal Preference Schedule(EPPS性格検査)の略 (日本版あり) |
|
|
Term
|
Definition
心理診断的機能を持つ人格目録。「妥当性尺度(4尺度)」と「臨床尺度(10尺度)」で構成される 550の質問項目(精神的・身体的健康のほか、家族・職業・性・社会・政治・宗教・文化への態度)がある Minnesota Multiphasic Personality Inventory(ミネソタ多面人格目録)の略 (新日本版あり) 精神病の症状と関連する項目が含まれている |
|
|
Term
|
Definition
デュセイが交流分析に基づいて開発した。5つの自我状態の強弱による人格パターンの分析。 5つの自我状態=CP(批判的な親)、NP(養育的な親)、A(大人)、FC(自由な子供)、AC(順応した子供) 自分自身への気づきを喚起し、対人関係の偏りや歪みの認知と修正につなげる。 TEGは「東大式エゴグラム」 |
|
|
Term
|
Definition
未完成の文を「刺激材料」として提示し、文章を完成させて、被検者の特性を知る心理検査 被検者のパーソナリティや、願望・葛藤・環境・対人関係などを具体的に把握する。 刺激の内容は、性格傾向・他人や社会への態度・生育史的条件・現在の問題・将来の目標、など Sentence Completion Test(文章完成法テスト)の略 |
|
|
Term
|
Definition
ローゼンツヴァイクが、欲求不満に対する反応からパーソナリティを類型的に把握するために開発 24の軽い欲求不満場面の絵を見て、言葉を書き込んでいく心理テスト Picture-Frustration Study(絵画-欲求不満検査の略) |
|
|
Term
|
Definition
アメリカのマレーとモーガンにより開発された人格検査 空想を引き出すような曖昧な絵をいくつか示し、過去・現在・未来にわたる物語を作ってもらう 主人公に同一視する、被検者の欲求・感情・コンプレックス・葛藤などを明らかにする。 CAT-H(幼児・児童絵画統覚検査、7から10歳用)及びSAT(高年者絵画統覚検査、65歳以上)もある Thematic Apperception Test(絵画・主題統覚検査) |
|
|
Term
|
Definition
スイスの精神科医ロールシャッハの創案した心理診断テスト 10枚の左右対称の模様(インクの染み)が何に見えるか連想させて、その見方からパーソナリティを把握 |
|
|
Term
|
Definition
スイス人コッホにより考案された性格検査。画用紙に樹木を書かせる方法。性格・能力策定・発達診断 |
|
|
Term
|
Definition
ドイツのクレペリンの考案した連続加算にヒントを得て、内田雄三郎が独自に発展させた検査法 連続作業によって、①意志緊張(集中持続)、②興奮、③慣れ、④練習効果、⑤疲労、の5つの因子が互いに働きあって示す独特の曲線から、「仕事の処理能力」「積極性」「意欲」「行動ぶり」を測定する 性格特性や一般精神機能 |
|
|
Term
|
Definition
職業に求められる能力を測定し、適合する職業を選び出す検査。 「一般職業適性検査(GATB)」と、「特殊職業適性検査」とがある。 厚生労働省編・一般職業検査では、①知的能力、②言語能力、③数理能力、④書記的知覚、⑤空間判断能力、⑥形態知覚、⑦運動供応、⑧指先の器用さ、⑨手腕の器用さ、の適性能力が測定される 英語名=Vocational Aptitude Test GATBは「General Aptitude Test Battery」の略 |
|
|
Term
|
Definition
健康とは、身体的にも精神的にも社会的に完全にいい状態を意味するものであって、ただ単に病気や虚弱でないというだけではない |
|
|
Term
|
Definition
心の病気の治療や予防にとどまらず、職場全体の人や組織を対象とした心の健康の増進を目的とするもの |
|
|
Term
|
Definition
ストレッサー(外部からの物理的・心理的・社会的な刺激)に対する、生体の(順応・適応のための)防衛反応 |
|
|
Term
|
Definition
非特異的症候群(障害因子に対する生体の共通反応)は、①副腎の肥大(内分泌系)、②胸腺・リンパ系の萎縮(免疫系)、③胃・十二指腸潰瘍の発生(自律神経系)などである |
|
|
Term
|
Definition
家屋・樹木・人物画法テスト House-Tree-Person Testの略 |
|
|
Term
|
Definition
セリエが提唱した概念で、ストレッサーが持続的に加えられたときの生体の抵抗力の推移を表す。 ①警告反応期(最初はショックに陥り、抵抗力が低下する。「ショック相」「反ショック相」がある) ②抵抗期(ストレスが持続すると、神経系・内分泌系・免疫系が作動して、抵抗力が高まる) ③疲はい期(さらにストレスが長引いたり過剰であったりすると、抵抗力が急速に弱まる) |
|
|
Term
|
Definition
①身体化・・・*身体症状(肩こり、倦怠感、疲労感、頭痛、動悸、めまい、下痢、食欲不振、睡眠障害等) *身体疾患(「器質的障害」<消化器潰瘍、気管支喘息>、「機能的障害」<偏頭痛等>) *精神疾患(不安障害、気分障害、適応障害、等) ②情動化・・・不安、緊張、過敏、焦燥、抑うつ、気力低下、意欲減退、等 ③行動化・・・ギャンブル・アルコール依存、出社困難、仕事上のミス、作業能率低下、事故頻発、等 |
|
|
Term
|
Definition
ストレス(状態) = ストレッサー × 受け取り方 *「受け取り方」は、「抵抗力」(身体条件等)・「人生観・価値観」(メンタルな要素)や、「素質・性格」によって影響を受ける。 |
|
|
Term
|
Definition
快ストレス・・・適度なストレスは交感神経系を活性化し、判断力・行動力・抵抗力を高める (セリエいわく、「ストレスは人生のスパイスだ」) 不快ストレス・・・過剰で慢性的なストレスは、不快になったり病気を誘う |
|
|
Term
|
Definition
個人のストレス対処行動(ストレスと闘うのではなく、うまくつき合う) ラザルスによるストレスコーピングの類別・・・①直面的対処、②距離をおく、③自己コントロール、④社会的支援を求める、⑤責任を引き受ける、⑥逃避・避難、⑦計画的な問題解決、⑧積極的な再評価 |
|
|
Term
|
Definition
職場での心身の健康管理のためのストレス対策を「ストレスマネジメント」という 【自己管理の側面】「ストレスコーピング」「自律訓練法」「リラクゼーション」「バイオフィードバック法」等 【集団管理の側面】「人事管理」「人間関係」「作業管理」「作業環境管理」「責任の重さのコントロール」「教育・訓練」「健全な労使関係」「福利厚生、文化・スポーツ、相談、ケースワーク」 |
|
|
Term
|
Definition
①Rest(休養・睡眠) ②Relaxation(リラックス) ③Recreation(運動・旅行・趣味) |
|
|
Term
|
Definition
①物理的・科学的・生物学的要因(危険作業、非衛生状態、温度・湿度、粉塵・騒音・有害物質、細菌、等) ②人間関係に起因するもの(上司、同僚、部下、顧客、セクハラ、等) ③仕事の質や量、条件に関するもの(質・量の過剰・過小、長時間労働、責任の過大・過小、高度技術等) ④仕事への適性(能力と仕事のアンバランス、出向・転籍・転職等) ⑤昇進・昇格・定年・解雇等の不安 |
|
|
Term
|
Definition
ホームズによって作成された、ストレッサーの測定方法。ライフイベント43項目がストレスに及ぼす影響の強さを数値化したもの。 測定単位はLCU(Life Change Units value)という。 |
|
|
Term
|
Definition
①精神衛生・・・精神障害者の処遇改善から出発。その後「社会復帰」「発症予防」も取り入れられる ②精神保健・・・活動対象を精神障害者だけでなく、「ストレス関連疾患」「不適応状態」にまで拡大 ③メンタルヘルス・・・誰でも人生途上で大変な出来事に遭遇するという前提で、「心の負担軽減」「精神的健康の保持増進」という活動に転換(1985年より公用語となる) |
|
|
Term
|
Definition
職場メンタルヘルス活動は、任意の活動ではなく、法で定められた事業者の義務である。 *労働安全衛生法・・・第3条(安全配慮義務) 第66条(健康診断の実施義務) 第69条(健康教育及び健康相談の努力義務) 第71条の2(快適な職場作りの努力義務) *労働契約に付随する「信義則」・・・使用者には、労働者に対する債務としての「安全配慮義務」がある。「安全配慮義務」=「危険の予知・予測義務」、及び「予知された危険の結果回避義務」 |
|
|
Term
|
Definition
①職場における労働者の安全と健康の確保 ②快適な職場環境の形成促進 |
|
|
Term
|
Definition
「心理的負荷による精神障害等に係る業務上外の判断指針」(平成11年9月) 基本的考え方・・・「精神障害の発病の有無」「発病時期及び疾患名」を明らかにした上で、①業務による心理的負荷、②業務以外の心理的負荷、③個体側要因の3店について評価し、総合的に判断 |
|
|
Term
|
Definition
「Total Health Promotion Plan」の略。スローガンは「こころとからだの健康づくり」 Totalの意味・・・①全従業員対象、②こころとからだの両面、③生涯を通じて |
|
|
Term
|
Definition
①産業医・・・健康測定の実施、「指導票」の作成、他のスタッフの指導 ②運動指導担当者・・・運動指導(運動指導プログラムの作成) ③運動実践担当者・・・運動指導(運動の実践のための指導) ④心理相談担当者・・・心理相談(メンタルヘルスケアの実施)→下記(*印)参照 ⑤産業栄養指導担当者・・・栄養指導(食習慣・食行動の評価と改善指導) ⑥産業保健指導担当者・・・保健指導(勤務形態や生活習慣に配慮した健康的な生活指導・教育) *メンタルヘルスケア→ストレスへの気づき、リラクゼーション指導、良好な職場の雰囲気作り、等 |
|
|
Term
|
Definition
①作業環境管理(空気環境、温熱条件、視環境、音環境、等) ②作業管理(不自然な姿勢での作業、大きな筋力を要する作業、高い緊張の維持を要する作業、等) ③心身の疲労回復を図るための施設・設備の設置・整備(休憩室・相談室等) ④その他 |
|
|
Term
|
Definition
①ストレスを感じている労働者の増加(60%以上が強いストレスを感じている) ②心の健康問題を有するものの増加(精神・神経科に通院している人は、有職者の1%強) ③自殺者の増加(数年にわたり3万人を超えている。40%以上は40~50歳台の働き盛り) ④精神障害や自殺による労災補償の増加 (以上の背景を踏まえて、平成12年8月「事業場における労働者の心の健康づくりのための指針」を策定) |
|
|
Term
|
Definition
①セルフケア・・・ストレスへの気づき、ストレスへの対処 ②ラインによるケア・・・職場環境の改善、個別の指導・相談 ③事業場内産業保健スタッフによるケア・・・職場実態の把握、個別の指導・相談、ラインによるケアの支援、管理監督者への教育・研修 ④事業場外資源によるケア・・・直接サービスの提供、支援サービスの提供、ネットワークへの参加 |
|
|
Term
|
Definition
①事業者の努力義務である(信義則としての安全配慮義務、及び労働安全衛生法) ②職場の活性化及び生産性向上に寄与する(←健康で活き活きと働ける状態の維持) ③企業におけるリスクマネジメントとして重要である(労災・損害賠償の増加、病欠損失の減少) |
|
|
Term
|
Definition
①心の健康問題の特性認識(客観的な測定方法がない。無理解や誤解が多い) ②個人のプライバシーへの配慮(プライバシーの保護と、本人の意志の尊重) ③人事労務管理者との連携(心の健康問題は、人事労務管理と密接に関係する要因の影響を受ける) ④家庭・個人生活等の職場以外の問題の考慮 |
|
|
Term
|
Definition
①労働者への教育研修及び情報提供(下記7項目) *ストレス及びメンタルヘルスケアに関する基礎知識 *セルフケアの重要性及び心の問題に関する正しい態度 *ストレスへの気づき方 *ストレスの予防・軽減及びストレスへの対処方法*自発的な相談の有用性 *事業場内の相談先及び事業場外資源に関する情報 *メンタルヘルスケアに関する事業場の方針 ②セルフケアへの支援(相談しやすい環境の整備、ストレスチェックの機会の提供) |
|
|
Term
|
Definition
①職場環境等の改善 ②労働者に対する相談対応(「気配り→気づき→声かけ→応答の受け止め→傾聴」のプロセス) |
|
|
Term
|
Definition
①「集団からのズレ」「その人の常態からのズレ」に気づくこと ②「3A」が要注意項目(Absenteeism<遅刻欠勤>、Accident<事故・ミス>、Alcoholism<飲酒>) |
|
|
Term
|
Definition
1999年9月 心理的負荷による精神障害等にかかわる業務上外認定指針について・・・過労自殺のガイドライン 2000年8月 事業場における労働者の心の健康づくりのための指針・・・メンタル全体 2001年12月 脳血管疾患及び虚血性心疾患等の認定基準について・・・過労死 2002年2月 過重労働による健康障害防止のための総合対策について |
|
|
Term
|
Definition
①管理監督者への教育研修及び情報提供 *ストレス及びメンタルヘルスケアに関する基礎知識 *管理監督者の役割及び心の健康問題に対する基礎知識 *職場環境の評価及び改善 *労働者からの相談の方法 *復職者への支援 *心の問題を持つ部下に気づいたときの対処の方法 ②管理監督者に対する支援 *事業場の方針の明示 *実施すべき事項の指示 *管理監督者の活動の理解と支援 *事業場内産業保健スタッフによる支援 *事業場外資源からの情報取得の関する支援 |
|
|
Term
|
Definition
①職場環境の改善(職場環境等の実態把握及び評価、職場環境等の改善) ②労働者に対する相談対応(気づきの促進と相談対応、職場適応・治療及び職場復帰の指導) ③ネットワークの形成及び維持(利用可能な事業場外資源の情報収集とリスト作成、関係者への提供) |
|
|
Term
|
Definition
①産業医等(「心の健康づくり計画」に基づく、対策の実施状況の把握) ②衛生管理者等(具体的な対策実施の実行者。「等」=衛生管理者、安全衛生推進者) ③保健師等(セルフケア及びラインによるケアの支援、労働者及び管理監督者からの相談への対応、必要な教育・研修の企画・実施。「等」=看護師など) ④心の健康づくり専門スタッフ(事業環境の評価・改善、教育研修、相談対応) *専門スタッフ=心理相談担当者、産業カウンセラー、臨床心理士、精神科医、心療内科医、など ⑤人事労務管理スタッフ(人事労務管理上のシステムが心の健康に与える影響の把握、労働条件及び適性配置などの配慮) |
|
|
Term
|
Definition
①地域産業保健センター ②都道府県産業保健推進センター ③中央労働災害防止協会 ④労災病院・勤労者メンタルヘルスセンター ⑤健康保険組合 ⑥労働者健康保持サービス機関 ⑦労働衛生コンサルタント ⑧産業カウンセラー ⑨臨床心理士 ⑩精神保健福祉士 |
|
|
Term
|
Definition
①プライバシー保護(相談者に関する情報を職場に知らせる決定権は相談者側にある) *相談内容は勿論、相談に訪れたこと自体も、不用意に上司や労務担当者に知らせない *例外・・・パイロットや高所作業者に、脳波異常や異常行動が見られる場合 ②職場への病名伝達(本人・家族の了解を得て、職場のキーパーソンには伝えておきたい) *病名を伝えた場合のメリット・デメリットを説明し、本人に判断させる。 *厳密な病名を伝えないまでも、「精神科に通院して、服薬を続けている」位の表現で。 |
|
|
Term
|
Definition
①病識・・・自分が病気であると認識・自覚できる(精神科領域では、病気が重くなるほど失われる) ②病感・・・何となく自分が病気であると感じられる(良くなるにつれて、「病感」が出てくる) |
|
|
Term
|
Definition
①本人が非協力的な場合は、家族や関係者と話し合って、職場としての対応を決める ②「精神障害者への対応」ではなく、「悩み苦しんでいる人への援助」との姿勢が肝要 ③自傷・他害のおそれがあるなど、緊急性が高い場合は、「措置入院」を含めた対応が必要 ④憎悪期の対応には限界があるので、比較的安定している時期に、いろいろ働きかけておくことが必要 |
|
|
Term
|
Definition
①事例性(caseness)・・・実際に提示されている問題(「元気がない」「周囲に負担をかけている」等) (平均的な姿から乖離した常態「集団の平均からのズレ」「本人の常態からのズレ」のことである) ②疾病性(illness)・・・症状や病名に関すること(「幻聴がある」「統合失調症」等、医師の判断事項) *職場では、「業務上、何が問題になっているか、困っているか」の、「事例性」を優先すること *家族への説明「事例性」を優先しも問題解決について本人・家族をサポートする立場をとること。 |
|
|
Term
|
Definition
①cure(治療)・・・手術や投薬等の医療行為(医師の領域) ②care(ケア・癒し)・・・カウンセリングなどの技法を通じて、アプローチを図るもの |
|
|
Term
|
Definition
①機能障害・・・例:右片マヒ→医学的治療 <精神医学的分野>「奇妙な言動」→精神医学的治療 ②能力低下・・・例:歩けない→ヘルパー <同>「対人関係に支障」→カウンセラー・保健婦 ③社会的不利・・・例:就業不能→民生委員 <同>「職場での差別・偏見」→職場での啓発普及活動 |
|
|
Term
|
Definition
①精神疾患の多くが、「再発・再燃の危険性」を有している(「寛解」と「完治」「治癒」との違い) ②本人に「病識欠如」があったり、「病名告知されていない」ことが多い ③精神疾患に対する「根強い偏見」が存在する。(→障害者理解のための啓蒙活動が重要) ④職場に「常勤精神科医がいない」ケースが多く、「消極的・防衛的判断」に陥りやすい(その溝を埋め、連絡調整役を果たすのが、カウンセラーの重要な役割である) |
|
|
Term
|
Definition
①休職や自宅療養の「意味と目的」を明確にする(理想論ではなく、現実的な目標設定を) ②休職に関する「就業規則」の説明(最長期間、休職中の補償、休職後の措置など。極力文書で) ③休職中の対応をきちんと(定期的な接触、窓口の一本化、適当な時期に自宅訪問又は見舞いに) ④休職後への準備(退職の場合は、継続的医療の保証を。復職の場合は、周囲の雰囲気作りを。) *「リハビリ出勤」をする場合は、「休職状態」で身分保証が曖昧なので、要注意) |
|
|
Term
|
Definition
①「復帰判定委員会」などによる職場関係者の調整・確認が必要 ②精神科の診断書は、曖昧な診断名が多いことを承知しておく *職場関係者が事前に精神科主治医に直接会って相談すると良い(本人又は家族の同意が必要) ③職場復帰の原則=「元の職場への復帰」&「受け入れ側職場関係者の事前了解」 |
|
|
Term
|
Definition
①社会生活や家庭生活に、どの程度影響を与えているか(具体的な「支障」がポイント) ②適切な感情表出がなされているか ③病的体験を有しているか(「人の悪口が聞こえる」「盗聴器が仕掛けられ、見張られている」等) *ただし、病的体験の有無以上に、社会的適応能力の有無の方が重視される ④「病識」を有しているか(「病識欠如」の場合、精神障害が疑われる) |
|
|
Term
|
Definition
①精神神経科、神経科・・・・・・精神医学的問題を取り扱う ②心療内科・・・・・・心身症を扱う ③脳神経外科(脳外科)、神経内科・・・・・・脳の器質的障害(脳損傷、脳腫瘍等)やマヒ・痙攣等を扱う |
|
|
Term
|
Definition
①問診 ②誰が受診を希望しているかの確認 ③多方面からの情報収集(但し、プライバシー保護優先) ④過去の病歴(受診歴、治療歴、事故歴)の調査 ⑤家族状況・生育状況 ⑥調子悪くなった契機や心の内面 ⑦必要に応じて検査(脳波、脳CTスキャン、MRI、心理検査、等) |
|
|
Term
|
Definition
①世界保健機構(WHO)の「ICD」(国際疾病分類)・・・・・・最新版は「ICD-10」 ②米国精神医学会(APA)の「DSM」(精神障害の診断・統計マニュアル)・・・・・・最新版は「DSM-Ⅳ」 |
|
|
Term
|
Definition
①脳に障害・損傷がある場合は、その治療が優先される(脳損傷・脳出血・脳腫瘍などの器質的障害) ②精神科薬物療法が中心(精神安定剤<抗不安剤>、抗精神病剤、抗うつ剤、抗てんかん剤、睡眠薬) ③精神療法(絵画療法等)・遊戯療法・家族療法などが併用されることがある ④精神科リハビリテーションが必要(主に統合失調症患者。デイケア・小規模作業所・生活技能訓練、等) ⑤患者自身や家族が治療をになうことがある(統合失調症・家族の会、アルコール依存症自助グループ等) |
|
|
Term
|
Definition
周期的に感情障害(躁状態、うつ状態)を繰り返す疾患。「躁病」「うつ病」「躁うつ病」の3つがある 好発年齢は20~25歳の若年期と、50~55歳の初老期・更年期に多い。 うつ病になりやすい人:陽気で明るい、社交的、世話好き、まじめ、仕事熱心(怠けていると思われたくない) |
|
|
Term
|
Definition
生活環境や学校・職場での変化、事故・災害等による心理状態の変化、身体疾患、内分泌の異常・変化 |
|
|
Term
|
Definition
抑うつ感、悲哀感、不安感、意欲低下、活動・行動力低下、食欲低下、性欲低下、判断力欠如、集中力低下、能率低下、睡眠障害、(入眠困難、熟睡感欠如、早朝覚醒、等)、自殺願望、等 |
|
|
Term
|
Definition
「昇進うつ病」、「荷下ろしうつ病」(子離れ症候群など)、「燃え尽き症候群」(個人の限界を感じた時、等) 「仮面うつ病」(頭痛・肩こり・倦怠感・のぼせ・微熱等の身体症状が強く表れて抑うつ症状が目立たない) |
|
|
Term
|
Definition
①四環系抗うつ薬 ②SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬) ③SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬) ④抗不安薬 ⑤睡眠薬 ⑥炭酸リチウム(抗躁薬) *セロトニン、ノルアドレナリン・・・・・・脳内の神経伝達物質 |
|
|
Term
|
Definition
精神科領域の代表的疾患。多彩で特異な病像を示す。しばしば慢性の経過をたどり、人格変化を残す。 「現実検討能力」が失われ、「病識欠如」が表れる。(はたから見ると「おかしい」、本人は「正常」) 一般人口の0.7~0.9%に出現する。 |
|
|
Term
|
Definition
真の原因は不明。遺伝、性格、環境、ストレス、ホルモン、等が複合的に関与している。 |
|
|
Term
|
Definition
①初期症状・・・学校の成績が下がる、外に出たがらない、周囲の目を気にする、だらしなくなる ②急性期・・・「幻聴」(人が自分の悪口を言う)、「体感幻覚」(コンピュータで操られ、体がピリピリする)「被害妄想」、「作為体験」(自分が他人から操られてしまう)、「思考伝播」(自分の考えが他人にわかってしまう) ③慢性期・・・「無為」(自発性の低下)、「自閉傾向」 |
|
|
Term
|
Definition
急性期・・・精神科薬物療法 慢性期・・・精神科リハビリテーション(論理的説得は困難。否定せず、受け流したり、共感する姿勢) *産業カウンセラーが治療にかかわることは少ない。病識欠如時の対応、治療継続や規則正しい服薬のチェック、復職後のフォロー などに心がける |
|
|
Term
|
Definition
ICD-10では、「神経症性障害」「ストレス関連障害」「身体表現性障害」(心気症、転換ヒステリー等)、DSM-Ⅳでは、「不安障害」「身体表現性障害」「解離性障害」、と分類されている。 「病識」を有し、本人が悩んでおり、治したい気持がある。(はたから見ると「正常」、本人は「おかしい」) 一方で、「疾病利得的傾向」(病気が治りさえすれば、何でもできるのに・・・)に陥りがちである。 |
|
|
Term
|
Definition
①不安神経症・・・最もポピュラー。不安発作が伴うものに「パニック障害」「心臓神経症」がある ②恐怖神経症・・・不安の対象が限定されている。「高所恐怖」「対人恐怖」「閉所恐怖」「先端恐怖」等 ③強迫神経症・・・「不潔恐怖」「縁起恐怖」等。頻回の確認行為や洗浄行為などの「強迫症状」を伴う ④心気症(心気神経症)・・・病気や健康に対する極端な心配(→病院巡り、ドクターショッピング) ⑤その他・・・「抑うつ神経症」(慢性的な憂うつ感、やる気のなさ)、「外傷性ストレス障害」(PTSD)、「ヒステリー」(失声、失立失歩、健忘)、「解離性(転換性)障害」、など |
|
|
Term
|
Definition
①環境要因を整える ②精神療法(森田療法、精神分析療法、行動療法、等) ③薬物療法 |
|
|
Term
|
Definition
精神的ストレスを基盤として発症する「身体症状」。(胃潰瘍、過敏性腸症候群、気管支喘息、等) *「心気症」との違い・・・一つの器官に固定され、かつ、訴えが特定される。 |
|
|
Term
|
Definition
①ストレスへの気づき促進 ②労働条件や職場環境の改善 ③心療内科への受診 |
|
|
Term
|
Definition
飲酒により、社会生活・家庭生活・心身の健康に支障を来している状態 (「否認の病気」とも言われ、飲酒によりさまざまな問題が生じても、本人はそれを認めようとしない) |
|
|
Term
|
Definition
①飲酒のコントロール喪失(今日は止めようと思ってもつい飲んでしまう。酔いつぶれるまで飲んでしまう) ②「離脱症状」(アルコールが切れたときに、不快感・いらいら感・発汗・微熱・不眠・震えなどが発症する) |
|
|
Term
|
Definition
①毎日飲むようになる ②1回の飲酒量が増える ③緊張をほぐしたり、寝つくために酒が必要になる ④頻繁に「ブラックアウト」(飲酒時の記憶の欠落)を経験する ⑤周囲が飲み過ぎを心配するようになる ⑥飲酒に後ろめたさを感じ、一人で飲んだり、隠れて飲むようになる ⑦離脱症状が出る ⑧朝から飲酒するようになり、「連続飲酒発作」や「山型飲酒(連続飲酒と飲めない時期が交互に来る)」が出現する |
|
|
Term
|
Definition
①「毅然とした対応」が原則(かばうと受診を遅らせる) ②周囲の人がまず相談(精神保健福祉センター、保健所へ→そこから適当な医療相談施設へ紹介) |
|
|
Term
|
Definition
①禁酒ではなく、「断酒」(一滴も酒を飲まない) ②精神症状や離脱症状への対応(精神科専門施設での精神療法など。ほとんどは入院治療が必要) ③自助グループへの参加(「断酒会」「AA」など) |
|
|
Term
|
Definition
種々の原因による慢性の脳障害。神経細胞の過剰活動による反復発作(転換発作)が特徴。 「突発性てんかん」(原因不明の脳機能障害)と、「症候性てんかん」(脳疾患・脳損傷が原因)とがある。 |
|
|
Term
|
Definition
①意識喪失 ②けいれん発作 ③不機嫌発作(急に爆発的に怒り出し、不機嫌になる) |
|
|
Term
|
Definition
①脳波検査が不可欠(→異常の有無の判定、発作型の確定、治療薬選択の判断基準) ②抗てんかん薬の規則的服用 ③発作出現の要因(睡眠不足、過労、精神的緊張、性ホルモン、感覚刺激、等)をコントロールするための職場での生活指導が大切。 (「感覚刺激」の代表は光刺激。テレビやPCの利用状況に注意が必要) |
|
|
Term
|
Definition
病名ではなく、「出社拒否にいたる多彩な病態」の総称である。 多彩な病態には、「上司とウマがあわない」「いじめ」「不安神経症」「うつ病」「引きこもり」等々、 |
|
|
Term
|
Definition
①中高年齢者の「失踪騒ぎ」(家庭でも職場でも立派に役割をこなし、信用を得ていた人に多い) ②若手社員の「引きこもり」(本人の葛藤が少ないのが特徴。「優等生タイプ」「挫折経験なし」「過保護」) |
|
|
Term
|
Definition
①医学的対応・・・うつ病の存在を想定する必要がある。少なくとも精神科医へのリファーが必要。 ②カウンセリングを実施する場合は、(葛藤が少ない分)時間をかけて心を解きほぐしていくと共に、 日常生活の規則化や社会人としての自覚を促すことが大切(←社会生活からの逃避・退却傾向) ③上司や人事担当者の理解を得にくい病態なので、素人の誰にでも理解できる病態説明に心がける。 ④本来の能力は優秀な人が多いので、(落伍者の烙印を押さずに)「育てていく姿勢」が必要。 |
|
|
Term
|
Definition
アメリカの心理学者ブロードによる造語で、コンピューターへの過剰適応である「テクノ依存症」と コンピューターへの適応不安を抱く「テクノ不安症」の二つのタイプがある。 わが国では、より広義に「テクノストレス症候群」として、「DT作業症候群」「頸肩腕障害」(キーパンチャー症候群) 「システムエンジニア・プログラマー症候群」「ファミコンシンドローム」「インターネット症候群」などの多くの症患が含まれる。 |
|
|
Term
|
Definition
①内容の正確な把握・・・テクノストレスの内容や程度はさまざま。相談者にとっての症患を正確に把握。 ②職場環境の調整・・・繁閑差の大きい職種なので、勤務形態の変更や職種転換も含めた調整が必要 ③対人関係の調整・・・人間関係の苦手な人が多いので、生活のあり方全体の指導も必要。 ④原因疾患への対応・・・「消耗性うつ病」「疲弊うつ病」は休養第一。「心身症」は適切な治療を。 |
|
|
Term
|
Definition
1900年「精神病者看護法」(私宅監置も可能) → 1950年「精神衛生法」(精神福祉行政の根幹) → 1965年一部改正(←ライシャワー事件) → 1988年「精神保健法」(←宇都宮病院事件) → 1995年「精神保健福祉法」 → 2002年大改変 |
|
|
Term
|
Definition
①措置入院・・・自傷他害のおそれのある事例。2名以上の指定医の診察結果の一致により成立(知事の職権) *「緊急措置入院」・・・72時間を限度に、指定医1名の診察結果による、緊急避難的入院(知事の職権) ②医療保護入院・・・1名以上の指定医の診断と、保護者の同意により成立 ③応急入院・・・指定医の診断があるが、保護者の同意が得られない場合、72時間を限度に ④任意入院・・・本人同意の上での入院。「自由入院」に相当 *指定医とは・・・精神保健指定医のこと。5年以上の診断又は治療経験と3年以上の精神障害の診断又は治療の経験があり、厚生労働大臣により指定された医師。 |
|
|