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人物:パーソンズ 背景:急速な工場化・若者の退職率増 理論や功績:自己理解・職業分析・合理的判断 キーワードなど:マッチング・適材適所・丸いクギは丸い穴に その後:キャリアカウンセリングの発展 |
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人物:ソーンダイク、ビネー、シモン、ターマン 理論の背景:客観的測定の必要性 理論や功績:知能検査・知能指数(IQ) キーワードなど:量的存在=測定可能 その後:特性因子理論へと発展 |
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人物:ビアーズ、マイヤー、ジェームズ、ウェルシュ 理論の背景:ビアーズ自身の精神疾患経験 理論や功績:精神衛生協会・精神衛生会議 その後:現在のメンタルヘルス運動 |
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ホーソン実験 メーシー百貨店 オークリッジ工場 キャタピラープログラム EAP |
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人名:メイヨー、レスリスバーガー 背景:従業員の不平不満 内容や方法:照明と作業能率の関係性 労働条件と生産性の関係性 人間関係と生産性の関係性 面接調査によるモラールサーベイ その後:面接制度発足・人事相談開始 |
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人名:アンダーソン 背景:態度不良、無関心・上司への反抗的態度 内容や方法:従業員との面接・カウンセリングによる適応向上 その後:3分の2が勤務態度向上 |
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背景:原子爆弾製造工場、軍事機密による守秘義務、神経症・情緒不安定・ホームシック・子供の非行 解決策:社員寮にカウンセラー配置、早期発見・早期治療 結果:悩みの吐露、心身の適切な治療など大きな効果 |
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背景:従業員の離職・欠勤・事故 内容や方法:心理学者主導のもとに企画・実施。心理テスト・カウンセリング・教育訓練・読書指導の体系的実施 結果:職場不適応の改善、災害防止に大きな効果 |
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概要:従業員へのカウンセリングを専門機関に委託(一種のアウトソーシング) 背景:従業員と家族のアルコール依存症対策から広がり、ストレスとメンタルヘルス、夫婦・家族問題、人間関係、経済・法律問題を扱うようになった 特徴:問題解決を援助することが作業能率と生産性の向上につながるという考え方。短期カウンセリング。従業員に対する教育・啓発・広報、リサーチと評価などを手広く請け負っている。 |
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精神分析療法(精神分析理論) 行動療法(学習理論) 来談者中心療法(自己理論) |
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人物:フロイト 人間観:動物的本能的、快楽原則に支配、生育歴(決定論、因果論) パーソナリティ論:局所論的視点[意識、無意識、前意識]構造論的視点[イド(エス)、自我(エゴ)、超自我]発達理論[リビドー発達理論(固着)] 病理論:外傷体験や欲望の無意識の抑圧・蓄積 治療目標:葛藤の意識化、無意識の自覚、カタルシス効果、洞察 方法:自由連想法/夢分析/抵抗分析/転移分析/解釈(徹底操作) カウンセリング関係(治療者・患者):治療同盟・作業同盟、逆転移、アクティングアウト |
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理論の応用:レスポンデント条件付け(古典的条件付け)、オペラント条件づけ(道具的条件付け) 人物:パブロフ、ソーンダイク、スキナー 人間観:白紙の状態、後天的な条件付け、強化・消去 パーソナリティ論:刺激と反応の連合、習慣的な反応体系再学習により、行動もパーソナリティも変わる 病理論:不適応行動の学習、適応行動の未学習 治療目標:不適応行動自体が対象、問題解決志向が強い カウンセリング関係(治療者・患者): カウンセラー:分析、治療計画 クライエント:課題、宿題の取り組み 技法:レスポンデント条件付け、系統的脱感作法、主張訓練法、嫌悪療法、オペラント条件づけ、シェーピング法、トークン・エコノミー法、認知理論、モデリング法 |
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人物:ロジャーズ、ランク、タフト 人間観:自己成長力、自律性、自己実現傾向 パーソナリティ論:人間は自ら成長し、自己実現しようとする力を持っている。本人が自分をどう見るかという自己概念が行動の核になる。 病理論:自己概念と経験のずれ、自己不一致 目標:ありのままに受容、自己一致、機能する人間、開かれた人間 カウンセリング関係: 必要十分条件; COとCLのあいだには心理的接触がある クライエントは不一致の状態 カウンセラーは一致統合 COはCLに無条件の肯定的配慮(受容)を経験 COは共感的にCLの内的世界を感じ、理解し、伝える 技法:単純な受容、内容の再陳述、感情の反射、明確化 |
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人間観/パーソナリティ論/病理論/目標/カウンセリング関係 |
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こどもの性欲の対象 口唇期(生後~1歳半)吸乳時の口唇快感 肛門期(1歳半~3歳)排泄時の肛門快感 男根期(3歳~5、6歳)性器快感、両親からの禁止 潜伏期(6歳~12歳)比較的心理的に安定、学習や運動 性器期(12歳~20歳)成人の異性愛へと移行、発達 |
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性欲が充たされない経験や過度に充たされた経験があると、成人になっても小児性欲を満たそうとする傾向がパーソナリティに残る。 フロイトは、几帳面、節約家、頑固といったパーソナリティを”肛門期性格”と呼んだ。 |
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治療目標: 葛藤の意識化、無意識の自覚、カタルシス効果、洞察 方法: 無意識をさぐる方法 自由連想法/夢分析 分析の方法 抵抗分析/転移分析/解釈(徹底操作) |
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レスポンデント条件付け 系統的脱感作法 主張訓練法 嫌悪療法 オペラント条件づけ シェーピング法 トークン・エコノミー法 認知理論 モデリング法 |
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ある反応や行動に刺激を与えること。 正の強化と、負の強化がある。 |
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ドイツの精神科医シュルツにより1932年に創案 内的均衡(ホメオスターシスという生理的機能)の維持に役立つ |
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ロジャースがミネソタ大学で従来のカウンセリングを「指示的」と批判 ロジャーズ派はスナイダー、ウィリアムソン派はソーンが代表となり学会を巻き込んでの論戦が展開された ソーンがラポールなど非指示の利点を認めつつ、併用がいいとコメントし終結(折衷主義) ロジャーズは誤解されやすい非指示という表現をやめ、「来談者中心」と呼称するようになる |
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1.カウンセラーとクライエントとのあいだには心理的接触がある 2.クライエントは不一致の状態にある 3.カウンセラーは一致し、統合されている 4.カウンセラーはクライエントに対して無条件の肯定的配慮(受容)を経験している 5.カウンセラーはクライエントの内部的照合枠で共感的にクライエントの内的世界を感じ取り、理解したことをクライエントに伝える 6.カウンセラーの4.と5.の状態がクライエントに伝わっている |
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特性因子理論 認知行動療法 論理療法 ゲシュタルト療法 交流分析 家族療法 実存分析 現実療法 短期療法 森田療法 内観療法 |
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特性因子理論(trait-factor theory) |
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心理テスト、マッチング、職業指導運動 人物: ソーンダイク、ビネー、シモン、ターマン 人間観: 人はそれぞれ相対的で、優劣の面を持っている パーソナリティ論: 性格特性の組み合わせ、個人差 病理論: 特性に合わない職業選択により、不適応が起こる 目標: 能力・興味を明らかにし、適材適所を目指す カウンセリング関係: 検査による情報提示、CLとの協同作業 |
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行動療法を補完 人物: ベック 人間観・パーソナリティ論: 認知(考えや物事の受け止め方)によって、思考、行動、感情などが影響 病理論: 認知媒介による学習結果、または欠落 目標: 歪んだ認知を消去・修正、欠落した技能を新しい認知学習で習得し、改善する クライエントの自己制御が最終目標 カウンセリング関係: COは教示的だが、CLとの協同作業をこころがける 援助過程: 認知反応スタイルに着眼、否定的自動思考を発見・修正 技法: モデリング法 社会的スキル訓練法 自己コントロール法 |
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人物: エリス 人間観: さまざまな信念 パーソナリティ論: 信念・信条が、感情、思考、行動を規定する 本来は合理的(rational) 後天的に非合理的な信念(irational beliefs) 病理論: 非合理的な信念でネガティブに思ってしまう 目標: 非合理的な信念を捨て、合理的な信念に訂正 カウンセリング関係: COはCLの非合理的な信念に焦点づけをする 十分なリレーションをつくり、援助する。 援助過程: ABCDE理論 |
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A:activating events 出来事・体験 B:beliefs 認知・考え方・思い込み C:consequences 結果(感情=悩み) D:disputing 反論 E:effects 効果 悩みの特定 A→C イラショナルビリーフの発見 A→B→C イラショナルビリーフに対する反論 B←D ラショナルビリーフの発見 rB 悩みの解消 A→rB→C’[E] |
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ゲシュタルト療法(gestalt therapy) |
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ゲシュタルト[まとまりのある構造] 人物: パールズ 人間観・パーソナリティ論: 人間を統合された存在としてホリスティックに理解 病理論: 不健全なパーソナリティでは、図の形成ができない。 目標: ”いま、ここ”での自己欲求の何かが”図”として認知 カウンセリング関係: 注意深く観察、矛盾点を把握し、直接かかわる 抑圧された点を意識化するよう援助 技法: ホット・シート、エンプティ・チェア、ファンタジートリップ、夢のワーク、ボディワークなど |
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気づきが促進される技法やワークを用いる ホット・シート エンプティ・チェア ファンタジートリップ 夢のワーク ボディワーク |
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交流分析(TA:transactional analysis) |
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たがいに反応しあっている人びとの間で行われる交流を分析 人物: エリック・バーン、デュセイ 人間観: 創造性、自発性、自律性 パーソナリティ論: CP・NP・A・FC・AC 5つの自我状態 病理論: 自我状態のバランスがとれず偏った使い方 援助過程: 構造分析[エゴグラム] 交流分析 ゲーム分析 脚本分析 カウンセリング関係: 治療契約 親交 行動原理: ストローク 基本的構え ラケット |
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人物:サティア クライエントの家族全体を入れて行うカウンセリング IP(identified patient) 一般システム理論・家族システム理論 家族病理を円環的因果律としてとらえる。 |
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実存分析(existential analysis) |
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人物: フランクル 人間観: 人間はみずから成長する力を備え、みずから自分を変えていくことのできる存在である。 病理論: 生きる意味がわからず、主体的自己決定ができない 治療目標: 人間は一度しかない人生を生きるかけがえのない存在であり、ここに生きる意味を見いだす。 カウンセラーの役割: 率直に自分の考えを伝え、クライエント本人が人生の意味を見いだすのを援助 |
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現在の満たされていない重要な人間関係に焦点を当てる (過去、感情、症状には当てない) 人物: グラッサー パーソナリティ論: すべての行動は内側から動機づけられており、人間は基本的欲求(愛情、自己価値観)を満たそうと行動する 病理論:
愛情、自己価値観が充足されないと精神的不適応 治療目標: 現実性(reality)、責任性(responsibility)、善悪(right and wrong)の分別、責任ある行動・生き方 カウンセラーの役割: 治療目標の3Rを重視し、厳格に現実認識していくよう支え導く 援助課程: 現在に焦点を当て、過去に合わせない いいわけの機会を許さない |
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MRI(Mental Research Institute) 解決志向短期療法 BFTC(Brief Family Therapy Center) (ド・シェイザー、バーグ) |
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神経症に対する精神療法 精神交互作用(病気を気にすることによる悪循環) ”生の欲望”を引き出す 不安を”あるがまま”に受け入れる |
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ソーシャル・スキル・トレーニング アサーション・トレーニング グループ・アプローチ |
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人間関係に関する知識と具体的な技術やコツの総称 人間関係を良好にするために行われる もともとは精神障害者の社会適応、社会復帰を促進する目的 概要: 教示 モデリング ロールプレイング オペラント強化法 |
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自分も相手も大切にした自己表現の仕方の訓練 人物: ウォルピ、ラザラス・A ノンアサーティブ(non assertive)な言動 自分のことは後回しにし、他者を優先する対人関係 攻撃的(aggressive)な言動 自分のことしか考えず、他者には無神経な対人関係 アサーティブ(assertive)な言動 自分のことはまず考えるが、他者のことも十分考慮する対人関係 |
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集団の機能、課程、力動などの相互影響作用を応用し、メンバー各人の気づきによって、自他への信頼、自律、自己実現、関係改善、組織開発などの促進を図る心理学的手法 人物: モレノ(サイコドラマ)、パールズ(ゲシュタルト療法) 発達過程: サイコドラマ、行動療法、ゲシュタルト療法、家族療法 種類: 治療的グループ: グループカウンセリング、ゲシュタルト療法、家族療法 組織開発的グループ: キャリア開発、ファミリーグループ・トレーニング、チーム・ビルディング 集中的体験グループ: ST(感受性訓練)、T(トレーニング)グループ、ベーシック・エンカウンター、構成的エンカウンターなど セルフヘルプ(自助)・グループ: アルコール・薬物依存者、精神障害者家族などによる自立支援、相互援助 |
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ベーシック・エンカウンターグループ 構成的グループエンカウンター Tグループ |
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相手についての情報を理解する方法 自分の知覚や準拠枠で相手を理解する方法 相手とともに理解していくこと(傾聴の基本) |
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人間は自己成長力をもっている 問題を解決するのはクライエント自身である |
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自己一致、一致 congruence,genuineness,transparence
無条件の肯定的配慮、受容 unconditional positive regard,acceptance
共感的理解、理解 empathic understanding |
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クライエントが言おうとすることの意味を聴き、気持ちに応える 準拠枠できかない 結論を急がない 「無知の姿勢」で聴く 正しく理解しているかどうかを確認する クライエントの全体に気を配る 自分に気づく |
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信頼関係ができる カタルシス効果および自己受容の促進 自己理解が進む 変容への展開 傾聴の限界 |
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かかわり行動 簡単受容 場面構成 事柄への応答 感情への応答 意味への応答 要約 質問 沈黙への対応 |
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達成すべき具体的な目標を明確にもっている その目標に向かって、発展的かつ継続的に前進するという体系的な方向性をもっていること 目標に向かってコントロールされた一連の活動であること |
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國分康孝 平木典子 渡辺三枝子 ロバート・カーカフ アレン・アイビィ ジェラード・イーガン |
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人生を通じた自己発達の過程のなかの、働くことを通じて得られる人間的成長や自己実現 人物: スーパー(職業からキャリアへの概念の転換の推進) |
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満足な職業適応を実現するのに必要な決定や選択ををなす個人を助ける 自己概念を現実に転ずることを援助する過程 包括的キャリア・ガイダンス 意思決定への援助 自己概念へのかかわり ライフスタイル、価値観、余暇へのかかわり 自由な選択の尊重 個人差の重視 変化への柔軟性と対応 |
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カウンセリングに必要な一般的な能力 情報に関する能力 個人とグループの評価に関する能力 管理・運営の能力 実行する能力 コンサルティングを行う能力 |
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職業選択の理論 特性因子理論
構造理論 心理学的構造理論 社会学的構造理論
職業発達理論 ギンズバーグらの発達研究 スーパーのキャリア発達理論の体系化 その他発達理論の発展、組織理論 |
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人物: パーソンズ クライエントの理解: 自分を明確に理解 職業や仕事についての知識 上記の2つについての合理的な推論をおこない、マッチングすること |
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人間と環境の相互作用を重視 その相互作用の中でキャリアが形成される |
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人間のほうを重視するのが心理学的構造理論 人物: ロー(フロイトの精神分析学をベースにした) ホランド 代表的なホランドの理論: 6つのパーソナリティ類型(現実的、研究的、芸術的、社会的、企業的、慣習的) 環境の類型も6つ 個人は自分にあった環境を探し求める 個人の行動はパーソナリティと環境の特徴との相互作用によって決定 VPI職業興味検査 |
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環境を重視するのが社会学的構造理論 代表的理論: 機会遭遇理論[バンデューラ・クルンボルツ] |
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現象論的自己理論による職業的発達理論
職業選択は10年以上かかる 非可逆的である 個人の欲求と現実の妥協(最適化)で終わる 発達段階は、空想期(11歳以下)、試行期(11〜17歳)、現実期(17〜20歳)に分れ、探索、結晶、特殊化の段階で展開 |
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「職業的発達の12の命題」に体系化 人物: ギンズバーグ、ビューラー、ミラーとフォーム
個人は多様な可能性をもっており、さまざまな職業に向かうことができる 職業発達は、個人の全人的な発達の一側面であり、他の知的発達、情緒的発達、社会的発達などと同様、発達の一般原則に従う 職業的発達の中核となるものは「自己概念」である。職業的発達は自己概念を発達させ、それを実現することを目指した漸進的、継続的、非可逆的なプロセスであり、妥協と統合のプロセスである。
その後: キャリアパターン研究、キャリアレインボー |
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ナラティブ・アプローチ[ジェップセン]: キャリアを小説・物語としてとらえる キャリア・アンカー[シャイン] キャリア・ダイナミクス |
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自己理解の支援 職業理解の支援 啓発的支援 カウンセリング 方策の実行 追指導・職場適応 |
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潜在的な能力(職業適性) 獲得された能力(専門知識、技術、技能) 受けた教育、訓練 個人的特性(興味、パーソナリティ、価値観) 余暇活動、その他の生活活動 個人をめぐる諸条件(所属する組織、家族、地域) |
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職業適性検査(一般職業適性検査GATBなど) 職業興味検査・インベントリー(VPI職業興味検査、VRT職業レディネステスト) 職業価値観(キャリアアンカー質問票、キャリア・インサイト価値観評価など) 性格・パーソナリティ(クレペリン精神作業検査、エゴグラムTEG、YG、MMPI、MBTIなど) |
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パーソナリティとは、ある個人の行動は環境への適応において、その人らしい独自の一貫した適応行動様式があり、たえず遺伝と環境の相互交渉により、変化、発達して再体制化されていくものである |
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クレッチマーの類型論: 精神病の患者の体型に、一定の傾向があることを見出した 分裂気質・細長型 躁うつ気質・肥満型 粘着気質・闘士型 発育不全型、その他 ユングの類型論: 二律背反の構造からなる対極の3つの指標 外向/内向 判断機能[思考/感情] その他の類型論: シェルドン[体質的、生物学的な基礎] シュプランガー[生活形式] イエンシュ[直観像] ル・センヌ[情動性・活動性・イメージの保持性など] |
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類型論は多様なパーソナリティを分類し、整理することによって、パーソナリティの理解と研究を容易にしようとするもの パーソナリティは変化しにくいものである考えられる傾向 主としてヨーロッパ(ドイツ・フランス)で発達 |
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特性論というのは、個人が習慣的に行う一貫した行動傾向(=特性)をパーソナリティ構成の単位とみなし、組み合わせによってパーソナリティを既述し、説明しようという立場 量的な測定なので特性の比較が容易 客観的測定が可能だが、個人の全体像や独自性を見逃しやすい欠点を持つ イギリス、アメリカで発達 |
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キャッテルの特性論: 12の根源特性 アイゼンクの特性論: ドイツ流の類型論とイギリス流の統計学的方法が融合 2つの基本因子[内向/外向、神経症的傾向] 学習理論、条件付け理論をもとにした行動療法に発展 5因子論(ビッグファイブ) コスタとマックレーのモデル 外向性 調和性 誠実性 神経症的傾向 経験への開放性 心理検査のNEO-PI-R,NEO-EFIが開発された |
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生得説: 生まれつき。遺伝的素質がその特徴の発達を規定 経験説: 白紙。経験や、育てられ方で決定 輻輳説: 遺伝と環境の輻輳によって相互に作用し合って形成 シュテルン 層理論: パーソナリティは知性的上層と内部感情的基底層で構成 知性的上層は環境、内部感情は遺伝による規定性 ゴットシャルト 環境閾値説: 遺伝に基づく素質が環境の影響を受ける程度は、特性によって差がある。 ジェンセン |
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ロジャーズは、人間を動かしている基本的動機は、実現傾向であると考えている。実現傾向というのは、人間を維持し、強化する方向に、全能力を発展させようとする内在する傾向である。 「人は、基本的にはポジティブな方向へ、建設的な自己実現の方向へ進んでいく存在である」 |
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乳幼児心理学 児童心理学 青年心理学 成人心理学 老年心理学 |
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青年期は、第二次性徴の出現にはじまり、成人に達するまでの時期である。また、子供から大人への過渡期として位置づけられる レヴィンは「周辺人」「境界人」と呼んだ |
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ハヴィガーストの発達課題(青年期): 9つの課題 エリクソンの発達課題: 心理・社会的「モラトリアム」 自我同一性(エゴ・アイデンティティ)の獲得と確立 |
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成人期は、ほぼ22,3歳以降を指す ユングは40歳ぐらいからはじめる中年期を「人生の午後」と呼んだ 「人生の午後」の課題は、人生の前半で排除してきた自己を見つめ直し、より新たな自己としてそれを取り入れることである。ここのはじまる真の自己実現をユングは「個性化」と呼んだ レビンソンは成人後期に中年の80%が「中年の危機」を体験するという |
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オールポート 自我の拡張 他人に対する温かい関係 情緒の安定 現実認知と技能 自己客観化 人生観の確立 |
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体力の危機 対人関係の危機 思考の危機
ゴーギャン・コンプレックス: 画家ゴーギャンは43歳で故郷のフランスと妻子を捨てタヒチに渡った |
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中年期男性の自殺の増加 職業生活への過剰適応 中年期夫婦の離婚・家庭内離婚 子供の巣立ち |
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保守性の増大 自己中心的傾向の増大 愚痴と自慢 人間関係の希薄化 性格の変化 死に対する不安 |
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人物: ミード ニューギニアの3つの部族の研究 アラペッシュ族・ムングドモール族・チャンブリ族 |
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接近-接近型:二兎を追う者は一兎をも得ず 回避-回避型:前門の虎、後門の狼 接近-回避型:虎穴にいらずんば虎児を得ず |
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「快楽の延期」 人には長期展望ができるという特性がある 幼い子供や非行少年のパーソナリティの一面として、長期展望の不足と欲求の直接満足の強いことが示されている |
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人物: ローゼンツヴァイク 概念: 欲求不満の状態のとき、それを乗り越える能力 |
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人物: フロイト 概論: 欲求不満や葛藤による破局を予感すると、人は不安になり、そのような状況を前もって避け、自己を防衛しようと無意識な過程で反応を表す 名称: 逃避、抑圧、投射(投影)、同一視、反動形成、合理化(理屈づけ)、補償、昇華、置き換え、摂取(取り入れ)、 否認 |
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不安を感じさせる場面から消極的に逃れようとする 退避: 自己評価低下が予想される場面を回避 現実への逃避: 適応の困難な事態に直面するのを避け、関係のない別の行動をはじめ、没頭し、不安を解消 空想への逃避: 現実に満たされない自己実現を夢みて代償的満足を得る 病気への逃避: 病気を理由に困難な事態から逃れようとする 仮病と違って無意識に生じる |
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危険な欲求を意識化させない仕組み ほかの防衛機制の基本 社会的に好ましくないとされている性願望や攻撃的傾向など 置き換え、摂取、投射、反動形成などの防衛機制に発展する |
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自分が持っている社会的に望ましくない感情を相手が持っていることにして責任を転嫁する 私はあの人が嫌いだ、あの人が私を嫌っている 被害妄想は投射のもっとも進んだ形 |
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ある対象の考え方や感情、行動などを無意識に取り入れ、その対象と同じような傾向を示すようになる心理的過程 テレビの主人公をまねる 出身校の自慢 |
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抑圧が十分でなく、自分の欲求にある程度気づいて、それが表面化することで自己の評価が低下することを恐れ、正反対の行動をとる 無関心を装い、強い関心がある 大げさな同情のかげにあざけりが隠されている |
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もっともらしい理由をつけて、自己を正当化 すっぱいブドウ(自己弁護・目標の価値を低める) 甘いレモン(過大評価・自分のものの過大評価) |
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ある分野での劣等感による緊張を解消するため、他の分野で優越感を高める 学業面でのひけ目をスポーツ面や所持品の優秀性などで補う 弱点矯正のための特別な努力=過補償 |
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抑圧された欲求や衝動が社会的、文化的に承認される価値のある好ましい活動となって発現する 攻撃的傾向や性的欲求による緊張が、学問や芸術、スポーツなどで代償的に解消 |
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ある対象に向けられた無意識的な欲求や衝動を他の対象に向け変えることによって、はじめの対象からの攻撃を防いだり、不安、罪悪感、欲求不満などを解消しようとする 昇華も置き換えのひとつ 異性に対する恐怖感→異性の持ち物に愛着(フェティシズム) 爪かみ、指しゃぶりなどの神経症の症状 |
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同一視のもとになる心理過程 外界の対象やその特徴を無意識的に自分の中に取り入れる 保護を失ったり、拒否、処罰、孤立化を防ぐために、周囲の期待に沿う行動をすることで不安を解消 特定の人の考えなどをそのまま取り入れるときに同一視という |
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こころの安定を保つために使われるもっとも原初的な防衛機制 個人が知覚してはいるけれども、自分で認めてしまうと不安になるような事柄に対して、それを現実として認知することを無意識のうちに拒否すること 外界から来る感覚的な印象を遮断、印象のもたらす苦痛を部分的に無くそうとすること |
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カウンセリング活動をより効果的に適切に行うために、クライエントについての必要な情報を得て、適切な処置方法の判断をするプロセス。 面接におけるその人の振る舞いや言動をあるがままに観察したり、心理検査の結果を一定の基準に照らし合わせて判定 心理アセスメントはカウンセリング活動の一助であり、その結果のみで何らかの判断を下し、処置方針を決定するものではない |
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使用する検査についての充分な知識と経験と技術 使用目的の明確化 標準化された心理検査の使用 受検者への配慮 検査を実施するにあたってのインフォームド・コンセント 構造作りとラポールの形成 レッテル貼りと比較の禁止 検査結果の解釈の仕方 検査結果の伝え方 |
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前提: どの心理検査も万能ではない 効用: 信頼性・妥当性が高ければ、より客観的に測定できる 比較的短時間に多方面の内容を測定できる 行動観察や面接ではわかりにくいことが把握できる 投影法では無意識の心理がアセスメントできる 受検者の葛藤を解決させたりすることも起こりうる 複数の検査を利用し、多方面からアセスメントできる 限界: あくまでもアセスメントの際の補助的な道具 信頼性・妥当性が検証済みでないものもある パーソナリティ検査には2つの見方(特性論と類型論)があり、集団の中で比較する特性論的アプローチと、他者と比較しない類型論的アプローチを混同しない 投影法はとくに習熟が必要(5年から10年のキャリア) 必ず測定誤差が生じることと、理由を知っている必要 受検者の年齢や能力、環境によっては実施できない |
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WHO QOL26(World Health Organization Quality of Life 26) WHO SUBI(World Health Organization Subjective Well-being Inventory) CMI(Cornel Medical Index-Health Questionnaire) GHQ(General Health Questionnaire) MBTI(Myers-Briggs Type Indicator) KT性格検査(Kretschmer Type Personality Inventory) Y-G性格検査(矢田部-ギルフォード性格検査) TEG(Tokyo University Egogram) NEO-PI-R(Revised NEO Personality Inventory) EPPS(Edwards Personal Preference Schedule) SDS(Self-rating Depression Scale) POMS(Profile of Mood States) MMPI(Minesota Multiphasic Personality Inventory) |
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開発者: WHO キーワード/特徴: 全世界共通尺度/主観的幸福感 詳細: QOL調査票。4領域26項目を5段階で測定。企業の健康相談、研修、学生相談、医療機関などで利用 |
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開発者: WHO、セル、ナグパル キーワード/特徴: こころの健康自己評価質問紙/ 疲労度(陰性感情)、健康度(陽性感情) 詳細: 自己評価質問紙。11の主観的健康感尺度40問を3段階で測定。企業の健康相談、学生相談、医療機関などで利用。 |
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開発者: コーネル大学、ブロードマン キーワード/特徴: 心身両面の自覚症状・短時間で調査可能 詳細: 身体的自覚症状について144項目、精神的自覚症状について51項目を、「はい、いいえ」の二者択一で選択。項目を追加した日本版もある。健康管理のスクリーニングに利用。 |
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開発者: ゴールドバーグ キーワード/特徴: 神経症、心身症を中心とした非器質性、非精神病性の疾患の症状把握 詳細: 精神的健康度の尺度となる60項目について四肢択一で選択。28項目、30項目の短縮版もある。実施が簡便で採点も容易。企業、学校、医療機関などで利用 |
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開発者: マイヤーズ、ブリッグス キーワード/特徴: 個性尊重、自己理解が目的/ 類型論パーソナリティ検査、有資格者のみ、FB可能 詳細: 世界でもっとも利用される心理テスト。人間的成長や自己理解を目的とし、有資格者によるFBが義務。ユングの類型論をもとにした4指標94問を二者択一で選択。16タイプで性格を捉える。人材開発、研修、キャリアカウンセリングなどで利用 |
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開発者: クレッチマー キーワード/特徴: 自己理解のきっかけ 詳細: 50問を三者択一で選択。5タイプで性格を捉えるが、受検者を特定のタイプに区別せず、傾向の程度で表す。 |
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開発者: 矢田部達郎、ギルフォード キーワード/特徴: 安定積極型、不安定積極型、安定消極型、不安定消極型 詳細: 性格に関する12特性120項目について4段階で測定し5つの類型に分類。因子群は情緒安定性、社会適応性、活動性、衝動性、内省性、主導性がある。集団でも個人でも実施可能。臨床、教育、産業と幅広い分野で利用。 |
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開発者: デュセイ、東京大学 キーワード/特徴: 交流分析、エゴグラム/支配的な親、養育的な親、成人、自由な子供、順応した子供 詳細: CP,NP,A,FC,ACの自我状態、5尺度について53問を3段階で測定し、自我状態バランスをグラフで表す。自己成長のための気づきが目的。 |
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開発者: コスタ、マックレー キーワード/特徴: 神経症傾向、外向性、開放性、調和性、誠実性 詳細: 5因子特性理論を基にした質問紙。各々6次元から構成される5因子について、240項目を5段階で測定。短縮版のNEO-EFIは60項目。パーソナリティ研究、カウンセリング、キャリアカウンセリングなど教育、産業で利用。 |
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開発者: マレー、エドワーズ キーワード/特徴: マレーの欲求ー圧力理論 詳細: マレー欲求票による想定された15特性の強さの程度を測定。パーセンタイルによってプロフィール化される。相対的な欲求の高低から行動との関連を捉える。 |
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開発者: ツァン キーワード/特徴: 自己評価式抑うつ尺度 詳細: うつ状態の反応である憂うつ、不眠、食欲・希望の有無、充実感について20項目を4段階で測定。、精神保健のためのスクリーニング検査で利用。 |
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開発者: マックネア キーワード/特徴: 気分(軽うつ状態)を評価する検査。不安、抑うつ、怒り、活気、混乱の6つの気分因子について65項目を5段階で測定。30問の短縮版、WEB版もある。 |
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開発者: ハザウェイ、マッキンリー キーワード/特徴: 精神医学的診断の客観化 詳細: 妥当性尺度、臨床尺度、追加尺度からなる550項目を3段階で測定。受検態度を検査する妥当性尺度が含まれるのが特徴。日本版MMPIもある。結果の解釈には一定水準以上の知識が必要。 |
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SCT(Sentence Completion Test) ロールシャッハテスト(Rorschach test) バウムテスト(Baumtest/Treetest) PFスタディ(Picture-Frustration Study) TAT(Thematic Apperception Test) |
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開発者/キーワード: 文章完成法検査 詳細: 「私を不安にするのは...」など未完成の文章を刺激材料として提示し、回答した文章の内容によって受検者のパーソナリティを推測する。5つの側面、60問で構成される。 |
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開発者/キーワード: ロールシャッハ/インク・ブロット 詳細: 左右対称、10麻衣のインク・ブロットを刺激材料として提示し、「何に見えるか?」などを質問する。回答の特徴や内容から受検者のパーソナリティを分析する。日本では片口式解釈が主流。 |
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開発者/キーワード: コッホ 詳細: 「1本の実のなる木をできるだけ十分に書いてください」と教示するのみで、描かれた図から空間象徴を解釈する。低年齢にも実施可能な半面、解釈には理論的知識と訓練が必要。 |
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開発者/キーワード: ローゼンツヴァイク 詳細: 自我阻害場面、超自我阻害場面からなる日常的な欲求不満の画図を見せ、受検者の回答によってパーソナリティを把握。欲求不満反応3種×3方向で9つの反応型に分類。 |
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開発者/キーワード: モーガン、マレー/絵画・主題統覚検査 詳細: 空想を引き出す曖昧な状況図画をいくつか提示し、過去、現在、未来、の物語をつくってもらう。その内容から欲求や葛藤、コンプレックスなど無意識的なパーソナリティを把握する。 |
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内田クレペリン精神検査(Uchida-Kraepelin Psychodiagnostic Test) |
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開発者/キーワード: 内田雄三郎、クレペリン 詳細: 一桁の足し算を連続して行い作業結果から、仕事の処理の能力、意欲、積極性などの意思的能力を中心とした性格傾向を測定する。採用試験のスクリーニングなどに利用。 |
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GATB(General Aptitude Test Battery) VPI職業興味検査(Vocational Preference Inventory) |
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開発者/キーワード: アメリカ労働省/厚生労働省編一般職業適性検査 詳細: アメリカ労働省が開発した職業適性検査。15種類の紙筆検査と器具検査から9つの適性能力を測定(G知的、V言語、N数理、Q書記的、S空間、P形態、K運動共応、F指先の器用さ、M手腕の器用さ)。職業興味と併せ適性職業領域、職業群へ位置づける。 |
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開発者/キーワード: ホランド 詳細: 6種類の職業興味尺度(R現実、I研究、A芸術、S社会、E企業、C慣習)と5種類の傾向尺度(Co自己統制、Mf男性-女性、St地位志向、Inf稀有反応、Ac黙従反応)で構成。ホランドのパーソナリティ理論の日本人適用について研究のうえで標準化された。 |
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キーワード
組織の外部環境要因(時代・社会・文化・他組織・消費者etc.) 個人的特性【達成要求・業績志向など欲求・価値観の変化】 作業条件【仕事の価値・重要性(関与)の認知の変化】 制度的条件【制度的条件に対する評価・追随の変化】 人間関係的条件【人間関係的条件の強化・修正】 ワークモチベーション 作業実行(職務遂行) 作業の成果 職務満足→(生活満足) モチベーションの強化(正・負) |
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「作業条件の変化と生産高との間には相関関係がない」 会社の組織や職場長をフォーマル組織とすれば、インフォーマル組織、インフォーマルリーダーが重なって存在し、この重なり合いを重視すべき。 人間は論理的に考えて行動に踏み出す動物ではなく、元来非論理的で、態度を決めているのは理性ではなく心情(センチメント)である。 科学的管理よりも、やる気を持たせる方がよい→やる気の研究、行動科学の出発点 |
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生理的欲求 安全欲求 帰属(所属と愛情)欲求 自尊欲求 自己実現欲求
1つの欲求が満たされると他の高次の欲求へと段階的に変化 |
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生理(健康を維持すること、精神的安定を得ること) 保障(人並みの生活ができること、不時の出費に困らないこと) 社会(人から好かれること、円満な付き合いをすること) 尊敬(人から褒められること、人から尊敬されること) 自律(人に縛られないこと、自己を主張できること) 自己実現(能力を発揮できること、何かに打ち込めること) |
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生存欲求(existence) 関係欲求(relatedness) 成長欲求(growth)
重ならない、欲求の併存が可能、低次の欲求への退行 |
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X理論: 人間は本来怠け者である Y理論: 人は高い業績をあげたがっている(内発的動機付け) 仕事で心身を使うのは人間の本性。普通の人間は仕事が嫌いではない 人はみずからすすんで自分にむち打って、働くものだ 目標達成に献身するかどうかは報酬しだい。自我や自己実現の欲求の満足が最大の報酬 人間は、条件次第で責任を引き受け、責任を取ろうとする。 想像力を駆使し、創意工夫を凝らす能力はたいていの人に備わっている。 従業員の知的能力は、ほんの一部しか活かされていない
「統合の原則」 企業目標は個々の従業員の目標と統合されたときに能率的に達成できる |
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動機付け要因: 達成感、承認、仕事そのもの、責任、昇進 衛生要因: 会社の政策と運営、監督技術、賃金、対人関係、作業条件 |
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人件費抑制やポスト不足など外発的動機付けが低下するのを補うため、「参加型動機付け(内発的動機付け)」が取り入れられた。 しかし、社会の高度化(高学歴化、生活様式の欧米化、情報化など)により、価値観の多様化が進み、個人生活を重視する意識が強まった。変化への対応が求められている。 |
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躁鬱病 統合失調症 神経症 心身症 アルコール依存症 てんかん など |
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【うつ病】 概論: うつ状態、うつ病、セロトニンの枯渇、社交好き・世話好き・まじめ・仕事熱心 症状: 日内変動、行動抑制、意欲低下、睡眠障害(不眠、早朝覚醒)、自殺念慮、 治療・介入: 事例性に注意、薬物療法(SSRI、SNRI)、カウンセリング 典型例: 昇進うつ病、燃え尽き症候群、仮面うつ病 【躁病】 症状: 自信過剰、気分爽快、疲れない、眠らない、開放的、興奮状態 治療・介入: 薬物療法(炭酸リチウム)、カウンセリング |
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発病率0.7〜0.9%、思春期が好発時期、新人研修中に顕在化するケースがある。 症状: 幻聴、幻覚、被害妄想、作為体験、思考伝播、病識無し 治療・介入 受け流しや共感、薬物療法(向精神薬) |
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ノイローゼ、疾病利得傾向、名称の変更 症状: 不安神経症、恐怖症、強迫神経症、心気症、病識有り 治療・介入: 環境要因の整備、森田療法、精神分析療法、認知行動療法 |
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ストレス基盤、身体症状、過剰適応、心気症との違い 症状: 胃潰瘍、過敏性腸症候群、気管支喘息、円形脱毛症、顎関節症 治療・介入: 労働条件への配慮、心療内科 |
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コントロール不可、離脱症状あり、社会生活不可 症状: 飲酒量増、習慣化、ブラックアウト、連続飲酒発作、山型飲酒 治療・介入: 断酒が原則、断酒会、自助グループ 先進国では消費量が減少。日本は増加。日本の規制は緩い。 |
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慢性の脳障害、神経細胞の過剰活動、児童期までに7割発病,光刺激が誘因 症状: 意識消失、けいれん発作 治療・介入: 抗てんかん薬 |
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1988年 トータルヘルスプロモーション(THP) 健康測定、運動指導、保健指導、栄養指導、心理相談 詳細:労働者のこころと身体の総合的な健康づくり対策。THP推進の体制として、安全衛生委員会にて推進担当者の選任、計画の策定を行い、産業医を長とする健康保持増進委員会を設置する努力義務。機能として健康測定(産業医)、運動指導(運動指導担当者、運動実践担当者)、保健指導(産業保健指導担当者)、栄養指導(産業栄養指導担当者)、心理相談(心理相談担当者)の6つがある。 |
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事業者が講ずべき快適な職場環境の形成のための措置に関する指針 |
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1992年 作業管理、作業環境管理、心身の疲労回復のための相談室などの設置・整備、そのほかトイレなど快適な職場環境 継続的かつ計画的な取り組み、労働者の意見反映、個人差への配慮、潤いへの配慮 詳細:職場環境を安全や肉体的疲労だけでなく、ストレスの問題として位置づけたことが特徴的。作業内容だけでなく作業を行う物理的環境、科学的環境、心理的環境など総合的な快適さを形成するための措置。 |
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2000年 セルフケア、ラインによるケア、事業場内産業保健スタッフによるケア、事業場外資源によるケア 詳細:経済のグローバル化、少子高齢化による就業意識の変化や働き方の多様化などを背景に、国がはじめて職場のメンタルヘルス対策について具体的かつ体系的に示した指針。相互に補完しあう4つのケアに取り組むことが求められる。 |
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心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き |
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2004年 職場復帰支援プログラム 2009年(改定)病気休業開始・休業中のケア、主治医による職場復帰可能の判断、職場復帰可否判断・職場復帰支援プログラム作成、最終的な職場復帰の決定、職場復帰後のフォローアップ 詳細:労働者の職場復帰の公式なマニュアルとして、厚生労働省が公表。職場復帰を図る過程において、本人・家族・職場・主治医などの連携や労働者のプライバシー保護に関する原則が、次の5つのステップに沿って解説されている。
病気休業開始・休業中のケア 主治医による職場復帰可能の判断 職場復帰可否判断・職場復帰支援プログラム作成 最終的な職場復帰の決定 職場復帰後のフォローアップ |
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2006年 通称新指針。旧指針策定後も、精神障害による労災認定、補償が増加した背景から、職場におけるメンタルヘルス対策をさらに推進する目的で公表。事業者が果たすべき役割、小規模事業者の取り組みを強調。産業カウンセラーがそれらの媒介となることが重要。 |
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1998年から3万人超。 中高年層に多い。 原因動機として多いのは健康問題、経済・生活問題。 労働者の自殺8,000から9,000前後で推移。 自殺した労働者の約7割がうつ病。 2006年6月自殺対策基本法 |
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心理的負荷による精神障害などに係る業務上外の判断指針(1999年9月) 故意の自傷は労災保険対象にならないが、業務による心理的負荷によってうつ病(気分障害)、重度ストレス障害などの精神障害が発症した場合、原則として業務性が認められる。 |
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長時間労働、仕事上のストレスなどで、脳血管疾患・虚血性心疾患などで死にいたるケース。 2001年12月12日付で、主として発症1週間前から、長期間にわたる疲労の蓄積についても考慮するよう改正。 2006年では運輸業、卸売・小売業の順。 50から59がもっとも多い。 |
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急性ストレス障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、うつ病など。 業種別では、製造業、建設業、卸売・小売業、医療・福祉に多くみられ、職種別ではSE、専門技術者など「専門技術職」。 年齢別では30歳代、40歳代が半数以上。 |
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「労働者の安全と健康の確保」と「快適職場環境の形成の促進」 当初は作業環境だったが、1992年の改正時に職場環境に改正。 |
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労基法では使用者。安全衛生法では事業者。 法人企業であれば当該法人そのもの。個人企業であれば事業経営主。 義務違反には両罰規定により、自然人である「行為者」も罰せられる。 |
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総括安全衛生管理者、安全管理者、衛生管理者産業医などの選任も安全衛生委員会の設置。 義務主体の拡大(各ライン上の職長、課長、部長、工場長の義務内容の明確化) |
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安全・衛生委員会の設置 安全衛生計画の作成に労働者の過半数の代表の意見が必要。 |
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労基法は強行規定。 安衛法は最低基準性を基本としながら、事業主の自主的取り組みを期待し、指針を公表して厚生労働大臣が指導、援助する。 |
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労働者が事業者の指示のもとに労務を提供する過程において、労働者の生命や健康を危険から保護するよう配慮すべき、事業者の労働契約上の付帯義務。 安衛法制定後は労働災害を安全配慮義務違反(民法415条「契約上の債務不履行責任」)とする判例が現れた。 |
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2005年の改正で1週間の所定内労働時間を40時間として1ヶ月に100時間を超える時間外・休日労働を行い、疲労の蓄積が認められる者で、面接指導を申し出た者について、医師による面接指導を実施することを事業者の義務とした。 一方、2002年の通達では「疲労の蓄積が認められ、かつ本人の申し出」と言った条件をつけずに、時間外は月100時間超あるいは2〜6ヶ月平均で月に80時間超、休日は月45時間超と定めていたので、法律に明記されたが、内容は後退した感がある。 |
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客観的な測定方法が充分確立しておらず、評価は容易でない 発生過程には個人差があり、プロセスの把握が難しい メンタルヘルス不調に対しての周囲の理解がない こころの健康を理解し、対処できる専門家が少ない こころの健康問題がその人の人格を否定する形で評価される傾向が強い |
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健康情報を含む労働者の個人情報と労働者の意思の尊重は非常に重要 健康診断結果や、保健指導、面接指導、健康相談など,特に厳格に保護 労働者の生命や健康の保護のため、医療機関などへの情報提供が緊急に必要となった場合には、本人の同意を得るよう最大限努力するが、同意が得られないまま提供することもありうる。 |
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安衛法が定める健康診断や面接指導の事務に従事する者には同法第104条で規定。 他方、心理専門職、衛生管理者、医療事務職などには法的守秘義務が規定されていないので、就業規則などに規定する必要 |
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セルフケア ラインによるケア 事業場内保健スタッフ等によるケア 事業場外資源によるケア |
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メンタルヘルスやストレスについて理解し、自分自身のストレスへの気づきと対処法などを身につける。 管理監督者も対象 |
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管理監督者が行うケアで、職場環境の改善と部下からの相談への対応。 労働者の日常的な状況を把握し、「いつもと違う」労働者の変化に気づき、相談に対応する。傾聴を基本とした面談能力が必要。あいさつや声かけ、日頃のコミュニケーションが大切。 管理監督者は事業者の履行補助者として職場の安全衛生に関して責任を負う。事業者は管理監督者に対して心の健康に関する教育研修や情報提供を行うよう求められている。 |
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産業医 心の健康づくり計画策定への助言、指導、専門的な立場から「セルフケア」「ラインによるケア」への支援 衛生管理者 体制の構築や関連部署との調整 小規模事業所における地域産業保健センター等の事業場外資源との連携。 保健師等 教育研修の企画・実施、職場環境の評価と改善、労働者・管理監督者からの相談対応、保健指導など 心の健康づくり専門スタッフ 精神科医、心療内科医、臨床心理士、産業カウンセラー、心理相談担当者など 事業場外資源によるケア EAPなど |
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心の健康づくり専門スタッフとしての産業カウンセラーの役割 |
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事業者に対して、職場のメンタルヘルスに関する法令通達や、企業として実施すべき措置などに関して助言 相談の件数、内容などを分析し、その職場独自の問題を把握・評価し、事業者へ専門的立場からの助言や改善提案 メンタルヘルス不調の予防のための労働者への教育研修 管理監督者への教育研修 相談対応 事業場内保健スタッフ間のコミュニケーションに力を発揮し、連携と協働 |
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外からの刺激(ストレッサー)による、生体側の歪みと、その刺激に抵抗して歪みを元に戻そうとする生体側の反応 |
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生体が外部から刺激を受けて緊張や歪みの状態を起こすと生体内に非特異的な反応が起こる。
胃・十二指腸潰瘍の発生(自律神経系) 副腎の肥大(内分泌系) 胸腺・リンパ系の萎縮(免疫系)
反応が早いのは自律神経系 セリエは生体反応を「一般適応症候群」と名付け、警告反応期、抵抗期、疲はい期の3つに分けた |
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身体反応(身体化) 肩こり、倦怠感、疲労感、頭痛、睡眠障害など 心理的反応(情動化) 不安、緊張、過敏、抑うつ、意欲減退など 行動反応(行動化) ギャンブル、飲酒、遅刻、引きこもり、蒸発など |
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快ストレスと不快ストレス 適度なストレスは人間の行動を活性化し、快適で針のある生活を可能にし、心理的・生理的にもっとも効率の良い状態をもたらす。 過剰なストレスや長期にわたるストレスがその人の限界に達すると、過労や疾病などで、生産性は一気に低下する。 |
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アメリカ国立職業安全衛生研究所 National Institute for Occupational Safety and Health 「仕事のストレッサー」によって、「ストレス反応」が生じ、それによる「疾病」が生じる場合、「仕事外の要因」「個人要因」「干渉要因」がストレス反応に影響を与えるとした。
仕事のストレッサー:職場環境、人間関係も仕事の量・質、仕事上の葛藤など 個人要因:年齢、性別、性格、対処能力など 仕事外の要因:家庭または家族の出来事など 緩衝要因:上司や同僚、家族からの支援(社会的支援)など |
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物理的要因:光・音、温度・湿度、振動、粉塵、放射線など 化学的要因:有機溶剤、各種金属、薬物、たばこ、アルコールなど 生物学的要因:細菌、ウイルス、カビ、ダニ、花粉など 心理社会的要因:人間関係、仕事の負荷(量・質)、仕事への適性、制度・人事労務管理など |
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ホームズの「ライフイベント法」 43項目のストレッサーに対し、それを調節する(社会に再適応)のに要する時間の長さと集中度を測定し、数値化し、結婚の50点を基準値とした尺度が「社会的再適応評価尺度」ドある。 ラザルスの「日常のいらだち事尺度」 夏目誠らによる勤労者におけるストレス評価法 |
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ストレスへの対処行動 セリエやホームズはストレッサーの種類が直接個人のストレス反応に影響しているとした。 ラザルスは「日常のいらだち事(daily hassles)」が病気の発症により関連が深いと主張。個人がそれをどのように受け止め、評価し(認知の方法)、対処するか(ストレス対処能力=>ストレスコーピング能力)が重要であるとした。 |
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問題焦点型(問題に対してチャレンジする対処行動) 情動焦点型(情動の軽減を図る対処行動)
計画型 対決型 社会的支援模索型 責任受容型 自己コントロール型 逃避型 隔離型 肯定評価型 |
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休息、休養、睡眠 6時間、22時〜2時(コアタイム) レクリエーション(運動、旅行、趣味、創作活動)など リラクセーション法 自律訓練法 認知の修正 論理療法や認知行動療法などで変えていく 人間関係構築能力をつける 傾聴訓練、アサーショントレーニング、サークル活動やボランティア活動 社会的支援を求める 支援を求めることは自律の第一歩。人間関係の豊かな人のほうがストレスには強い。 回避する 課題発見力や問題解決能力を身につける 課題に気づき、問題を整理する 具体的な解決目標を立てる それを達成するための具体的な方法を考え実行する |
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